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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
「死」という恐怖
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捕らわれた。

ここはスルーしてもいいよね。
そう思い、通り過ぎようとした唯子だが


(ダメか)


そんな声が聞こえてきて、足を止める。
どうやら中にいるのは人間らしい。さっきの言葉がなんなのかよくわからないが、ダメか、と言っているということは会話はできるはず。
うまくいけば翼刀のことを聞けるかもしれない。


そう思い直し、彼女がコンソールを見つけて破壊、扉を開いて中に入った。



「お邪魔しまーす」

「ん?・・・・ガゲツバ!!」

「ひぇ!?」

「あぁすまん・・・お前は!!」

「はぁ、私ですが」


そこにいたのは、蒔風だった。
無論、彼が蒔風であることや、蒔風と自分が戦ったことなど彼女の記憶にはないのだが。




「そうか・・・目を覚ましたのか」

「? あなた私を知ってるんですか?」

「記憶がなかった系か?あの町でお前さんと戦った人間だよ」

「・・・・・おぉ、ではあなたが蒔風舜さん?」

「テキトーに呼んでくれ。とりあえずこれを外してくれると助かるんだが」



そんなこんなでとりあえず唯子も自己紹介し、ペコリと頭を下げる。
そして蒔風の手足を壁から引っこ抜こうとするのだが・・・・・


「この壁ってさ、殴ったら」

「衝撃が反射して君を叩くだけだ」

「ええ。それはさっき試したし」

「やったのか」


蒔風と唯子が話し合うが、特に案が見つからない。
唯子に壁の機械を扱うのは無理だし、蒔風から指示を出そうにも機械が多すぎてよくわからない。


「もう翼刀探しに行っちゃっていいかな?」

「お〜い?翼刀って誰?」

「聞いた話だとあなたがそうなってる原因の人」

「あいつか」

「機械壊してみます?あ、でも壁に埋め込まれてるから駄目か」

「だなぁ。うまく腕と機械の隙間を攻撃してくれるとありがたい」



そこで蒔風が提案する。
この際、四肢が傷ついても構わない。とりあえず脱出しないと話は始まらないのだ。




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「これで三発目だ!!」

《FINAL ATTACK RIDE―――DE DE DE DECADE!!》

「ゥオラァぁあああああ!!!!」

ゴッ!ドォオンッ!!!




荒野にて、蒔風の一体が爆発、四散して撃破される。

これで三体目だ。



しかし、この状況に持ってくるまでにかなりの負傷をした。


ディケイドはすでにファイナルアタックライドを三枚使っている。
アーチャーも
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