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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
214部分:第十八話 劉備、関羽達と会うのことその十
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「全てはそれからですか」
「剣は絶対に見つかりますよ」
 孔明も明るく笑って劉備に告げる。
「きっと」
「きっとですか」
「はい、劉備さんの顔の相はとてもいいです」
 これもまた軍師としての言葉だった。
「望むことが適いそして大志を為す相です」
「私が、ですか」
「こんな素晴しい相は私もはじめて見ました」
 こうまで言うのだった。
「ですからきっと見つかります」
「そうだといいのですが」
「ですから今は御一緒に」
 孔明もまたそれを勧める。
「行きましょう」
「はい、それなら」
「進む先に道があり剣もそこにある筈です」
 孔明は今一行が進んでいるその道を見ていた。それは北に進んでいる。
「ですから」
「わかりました。それでは」
 劉備は笑顔で頷いた。そのうえで、だった。
 こうして劉備もまた一行に加わった。これこそが彼女等にとっての大きな運命の出会いだった。これまでで最も大きなものなのであった。


第十八話   完


             2010・6・13

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