第四章 RE:BIRTH
偽翼
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麟が三体、龍虎雀武の未解放状態が二体、解放状態が二体だ。
とはいっても、いくつかは形だけの模造品らしいが、彼らの製造技術を考えると遜色はないものとみていいだろう。
「もう隠す必要はない、ってことか」
「だが、本気でやっていいなら(ガシャ)」
「やれない数じゃ・・・・」
ドンッッ!!!
武器を握り、じゃあ行くかというところで十三体全員にエネルギーが送り込まれた。
それは施設から送られているモノらしく、日光で薄れて見えにくいが、キラキラと光る銀白色をしていた。
「!!!」
「まさ・・・か・・・・!!!」
バンッッ!!!
そしてエネルギーが溜まったのか、十三人が全身に力を込めて何かを解放した。
その構えはまちまちだが、どれもがさっきの一体とは全く違う気配を漂わせている。
「ねえ、これって・・・」
「ああ、翼は出てないが・・・・「開翼」だ」
「まさか、ここまで翼人のことを知っているとは・・・・・!!」
限りなく蒔風に近づいた十三体が、武器をそれぞれ構えて周囲を回る。
そして、十三人と十人が一斉に動き出す。
偽りの銀白は、いらない。
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ガコン
施設内の天井にある扉が開く。
そこから一人の男が出てきた。
「・・・っとぉ・・・俺、こういうの得意じゃないんだけどねぇ・・・・ほら、大丈夫か?」
「あ、はい大丈夫です」
「問題ないぞ」
スタン、とそれに続いてなのはと星も降りてくる。
当初はこの男だけで来るはずだったのだが、二人がどうしてもとついてきたのだ。
「さて・・・・どっちかなぁ?こっちかな?ん?この機械どう使うんだ?」
「「・・・・・」」
それにしても機械が苦手なこの男一人で本当に大丈夫だったのだろうか?
ついてきてよかった気がする。
そう思いながら、なのはが機械を受け取ってこっちだと案内する。
「お、ありがとな。じゃ、いっちょ行きますか!」
シュッ、と敬礼のように指を向ける男が張り切る。
日高仁志、普段は皆からヒビキと呼ばれる男性が、先に進む。
別働隊が動き出す。
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「ここどこだ?」
気絶した研究員の胸ぐらをつかんでパッと放して落と
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