第四章 RE:BIRTH
偽翼
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ディケイドに士が変身し、頭部のプレートで突っ込んでくる蒔風を弾き飛ばしてゆく。
ライドブッカーで切りかかっていくが、その剣筋を蒔風はするりといなしてディケイドの背中を転がって先に行く。
そしてディケイドの後ろにいたアーチャーに切りかかり、返す刃でセイバーを切り上げた。
そのタイミングでティアナが魔力弾を撃ち、蒔風がそれを回避するが魔力弾は蒔風を追って直角に曲がって行く。
その魔力弾を半ば無理やりな体勢で斬り落とす蒔風だが、そこにバーサーカーの雄叫びと共に斧剣が叩き落とされた。
「!!!」
「ゴッぉォォォオオオオオオオオオオオオオおおおお!!!」
ドゴンッッッ!!!!
思い切り振り降ろされた斧剣が蒔風の脳天に落ちて行き、それを蒔風が風林火山を頭上でクロスさせて受け止める。
しかしその威力は真正面から受け止めきれるものなどではない。
膝がガクリと少し崩れ、蒔風の体が押し込まれていく。
そこに
《FINAL ATTACK RIDE―――》
蒔風のこめかみに銃口が当てられ、ディケイドがカードを装填した。
ディメンションシュートのホログラムカードの一枚目と二枚目に蒔風が挟まれ、その後にも六枚くらいそれが続いていく。
「!!!」
「喰らえ」
ドンッッ!!
そして容赦なく引き金を引くディケイド。
一枚目をくぐった弾丸が巨大化して蒔風を押しのけ、さらに通過しながら肥大し、蒔風の体を押していく。
しかし一番最後のカードをくぐったところで弾丸(すでに砲弾と言った大きさだが)が、四つに割れて後方に飛んで行った。
「クソが!!」
「士さん、悪ですね〜」
まるで悪役のセリフを吐くディケイドが見た蒔風の手には、風林火山ではなく天地陰陽・風斬車が握られていた。
どうやら風林火山は弾丸を止めるために手放したらしく、バーサーカーの斧剣の下に落ちている。
その蒔風に、クラウドが二刀握って斬りかかっていく。
風斬車を「天地」「陰陽」に分けて組み直し、下がりながらそれを受ける蒔風。
クラウドが大剣を叩きつけ、それを蒔風が体捌きで回避したところにもう一刀を斬りつける。
それを蒔風が側宙して回避し、そのままクラウドの胸に蹴りを放った。
が、その蹴りは理樹のバリアに阻まれ、一刀の掌底が蒔風の腹部にめり込んで身体を吹き飛ばす。
吹き飛びながらも蒔風は天地陰陽を投げ、クラウドたちの顔面を狙うもののそれは簡単に弾かれてしまう。
「タフだな」
ドスッ
アーチャーの短い一言と共に投影剣が射られ、それが蒔風の足元に刺
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