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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
VS銀白 再び
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「うまくはいきませんでしたけどね」




門の厚みの分の鉄が見え、そしてその隙間が開いて光が差し込む。
向こう側の光景が開けてきた。



「諦めないとは素晴らしいことです。不屈が人に成功を授ける」




そしてそこに、蒔風舜が立っていた。



その姿を見た一同の想いは何だったのだろうか。
そして、男の言葉からして、それは最悪の現状を示唆していた。


「致死量ギリギリで難しい調整でしたが、どうにかしました。さすが私」



そう言って、男が閉じられていく扉の向こうに下がって行く。



「では、「EARTH」の皆様方。良き時間を過ごされますよう」



バタン!!!!



門が閉じる。
そして、残された男がユラリと一歩、幽霊のように踏み出して―――――



特徴的な、日本刀のお尻とお尻を合わせた剣を左右に一本ずつ握り、集団に向かって疾駆していった。





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「モニターを忘れるな。新しいデータを手に入れておくんだ」

「りょーかい」

「世界中で戦う「EARTH」の戦闘データ。ハッキングしても「EARTH」のパソコンにはない。となれば戦場でとるしかないですしね」

「まとめて手に入るなら、僥倖だな」


「やっていますか?」

「おう」

「では、高みの見物といきましょうか」





モニターの中では、風林火山を奮う蒔風が集団に突っ込んでいっている。


彼が、再び敵になる。






to be continued


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