第四章 RE:BIRTH
VS銀白 再び
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たる世界に馳せ、その名を持つ剣がいくつも作られました。
王の伝説と共にあったその剣は、今では新たな所有者もいないために彼の王と共にあります。
ある剣は長らく所有者がおらず、一番最近の所有者も“No name”の人間だったためにその手に握られることがないと思われていました。
今ではその所有者と共に世界をめぐり、そして世界を救ってきました。
ある剣は使用者が固定され、今は敵の手にあります。
ある剣はまた別の次元を渡る多くの勇者の手にあります。
彼らが手にしているのは派生剣であり、本物ではありますが、本物でないのです。
四剣のはその大元であり、またの名を「Χブレード」と呼ばれています。
「その共通点は、多刃です。聖剣は一つに束ね、天剣は十五対、神剣は刃を生み、開剣は派生剣として多く名を馳せています」
「そのうちの一本が、敵の手に・・・・・」
「でもヴァルクヴェインって癒しの剣なんでしょ?なんでこんなことに?」
「世界四剣はどれも強大な力を秘めています。「治癒」や「統治」はその能力でしかないんです」
「つまり、使用者によって変わる?」
「舜を見てください。あの人、統治者って感じですか?」
「・・・・違うな」
「もちろん、その青年が治癒の力を使えないわけではないのでしょうが」
ヴァルクヴェインの多刃は、凶悪そうに見えて実は一番相手を無力化しやすい能力だ。
うまく振るって相手を封じ込めれば、相手は大きな怪我を負うことなく無力化される。
そしてその小さな切り傷等を癒す、というのが本来の使い方らしいのだが・・・・
「まあ、要は使いようです。セイバーさんのエクスカリバーだって、風王結界とかがあるでしょう?」
「そういう物ですか」
「そういう物です」
「世界四剣のことは分かった。で、どう対処すればいい?」
「・・・・さぁ?」
「さぁ・・・って・・・」
「世界四剣だのなんだのと言っても所詮は剣です。ただの強力な剣。対処の使用はいくらでもあるじゃないですか」
「確かにそうだけど・・・・あんたは戦わないのか?」
「戦っていいんですか?」
「いいんじゃないでしょうか」
「そうですか。では準備してきますね〜」
そういって、あっさりと快諾したアリスが、鼻歌を歌いながら自室に入って行った。
「ノリノリ・・・でしたね」
「せやな」
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シュゴぉォォォおオ
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