第四章 RE:BIRTH
国のその後と
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・・見つかるといいな」
「そうですね」
そういって、会話を終わらせる二人。
一人は捜索に、一人は指導に、それぞれ向かっていった。
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「ルネ、少しは見てきていいのよ?」
「いえ、それはまた今度にします。この国はこれから、何度も来れるような国になるので」
「そう・・・ね」
蒔風が青年に連れて行かれた場所。
そこでティアナ、ルネッサが肩から腕を釣って話をしていた。
他にいるのは、士、一刀、セイバーの三人だ。
「わかりそう?」
「難しいですね・・・・」
「はぁ・・・・アッチィ」
そこで、三人が蒔風を連れ去った青年の跡を追うべく痕跡を探していた。
ちなみに一刀は試したが駄目だった。
士は一目見て「無理」と断言。
そして最後の頼み、セイバーが今試しているのだ。
何を?
四剣のつながりをだ。
「さすがに無理かなぁ?」
「エクスカリバーも十五天帝も世界四剣ってのだ。他の世界でも、共鳴できるかもしれない・・・・って海東が言ってたぜ」
「相手がわかってるならできなくはないと思うんですが・・・・ん?こっちでしょうか」
エクスカリバーを握り、右に左にクイクイと揺らすセイバー。
それを士が指を絵の額のようにして片目で眺める。
「題名「宝探しの王」」
「馬鹿なこと言ってないで士さんも何かしましょうよ・・・・」
「っつったってよ。今はそこの王様しか取っ掛かりがないんだからどーしよーもないだろ」
「だけど・・・」
「それに、相手がなんだろうと、一度捕まろうと、蒔風がそうやられると思うのか?」
「そうですが・・・・」
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蒔風の体が、部屋の中に持ち込まれる。
部屋は正方形。
壁には衝撃を逃すための凹凸がある。
中心に椅子があり、蒔風がそこに座らされて脚を椅子の足に、手を後ろに回して固定される。
部屋の明かりは壁の下から二十センチくらいのところにある非常灯のような物だけだ。
数名の男と青年によって固定された蒔風。
男たちと青年が部屋を出る。
するとヴィン!という起動音とともに部屋がほんの少しだけ振動した。
それと同時、蒔風の体の傷が少しずつ、本当に少しずつだが、回復に向かっていった。
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