第四章 RE:BIRTH
青年、来る
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「トライデント・スマッシャー!!!」
「オラオラオラァ!!」
「ゼァアアあああ!!獄炎弾!!!」
砂漠
その遺跡、巨大な岩の前
蒔風たちが飛び出していくと、そこには軍団がいた。
全身がクリスタルでできており、明らかに人間じゃない軍団だ。
しかし、その姿には見覚えがある。
「おい、あれシグナムじゃないか?」
「あっちはキバもいるよ・・・・後ろの方にははやても」
「アーチャーもセイバーもいやがる・・・・どういうことだ?」
そう、それは「EARTH」メンバーの模造品とでもいうべきものだった。
それなりの攻撃で砕け、中から赤い液体を流して止まりはするのだが、技量が本人のそれに近い。
しかも、蒔風たちに対応し始めているのだ。
「こいつら・・・・」
「ちょっとやばいかも!?」
ランサー、フェイト、蒔風と、もう一体一体に攻撃はしていない。
広範囲に対する攻撃で、一気に薙ぎ払っていく。
だがそれでも減って行かない軍勢。
ジリ貧だ。
「フッ・・・こうなりゃ一気に・・・・!?」
蒔風が雷旺砲でここら一面を吹き飛ばそうとする。
が、その瞬間五、六体のクラウドらしき模造品が飛び掛かり、蒔風に襲い掛かってきたのだ。
「うっそだろ!?」
その模造品に、蒔風が解放して組み上げた龍虎雀武(現在は先端が偃月刀)を片手に握り、迎撃していく。
まず一体目を朱雀青龍刀で突き刺し、二体目をハイキックで蹴り砕く。
そのまま回転して先端の青龍刀を落として白虎釵に取り換え、ブンブンとまわして釵を飛ばして二体落とす。
そして最後の二体を、朱雀槍で貫き、串刺しにして投げ飛ばした。
「けっ、大したことねェ。所詮は模造品!」
そう意気込む蒔風だが、内心ではそうもいっていられない。
まず、この数だ。
一人の模造品が一つではなく、さっきのクラウドのように何体もいる。
扱ってくる攻撃方法も、本人の物とそう変わらないから対応できているだけだ。
そして、各個体で強さも違う。
本人級の強さを持った個体もいれば、一般人が武器を持った程度のモノもいる。
もし本人以上の強さの個体がこれだけいたらと思うと、ゾッとする。
そして、もう一つの不安。
それは悪寒と言ってもいいかもしれない感覚。
誰かに、見られている。
------------------------------------------------------------
ふむ、銀白の翼人
一体どういうルートから来たのか・・・・あの町では
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ