第四章 RE:BIRTH
遺跡爆発!!
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こうが見えた。
そこには生体カプセルが七つほどあり・・・・
「「「え?」」」
それぞれの場所の三人が、全く同じ声を上げた。
フェイトが見たのは、暗がりの向こうから近寄ってきた子。
今まで話し掛けていた子と同じ顔をした子ども。
蒔風が見たのは、モニターに映った、さっきの子ども。
「マリアージュの能力、複製成功」と書かれている。
ランサーが見たのは、カプセルに浮いた三人の子ども。
七つのうち四つはわれており、今フェイトの目の前にいるのはその四人だろう。
直後
「「「ッッ!!!」」」
ドオォン!!!
フェイトがバリアジャケットを展開させ、後退した瞬間に子供が爆発した。
どろりと溶け、液体のように変質し、一気に着火、爆発したのだ。
蒔風の背中に、子供が一人飛びついてきた。
目がグワッ!と開かれ、口元が真っ赤に光って、炎を巻き上げ爆発する。
ランサーの目の前では三つのカプセルの中の子どもの目がギョロリと開かれ、ガラスをぶち割って襲い掛かってきた。
「うぁっ・・・!!舜!!ランサー!!」
「ッッ―――ガァッ!!大丈夫だ!!そっちは!?」
「ガキどもが出てきやがった。こいつら人間じゃねェぞ!!!」
部屋から飛び出し、各人が確認しあう。
蒔風はとっさに開翼し、翼で爆発から身を守ったらしい。
フェイトも頬にすすがついているが問題ない。
ランサーは爆発されていないので無事だ。
「マリアージュの子ども版!?」
「トレヴィアはスカリエッティのテロに参加する予定だった。こいつらを使うつもりで、研究中に死んだんだ!!」
しかし、七体はすでに製造中で、うち四体がここの維持に動き、三体は眠っていたのだろう。
七体全員がいたということは、ここまで侵入していた人間は一人もいなかったということらしい。
「子どもを模した爆弾・・・・管理局員が近づいて保護したところで施設ごとドカンか・・・なんてことを」
「えっげつねぇな!?」
「効果的だ。現にさっきもフェイトは危なかった」
そんなことを言っていると、ガシャァ!と言う甲高い音を立てて、残った子供五人が蒔風たちに突進してくる。
うち三人は裸だが、手に持つ凶器がそんなことは気にさせなくなる。
まともな武器は持ってないのか、そこら辺にある岩や鉄パイプを握って突っ込んでくる子どもはかなり怖い。
「ランサー!!頼む!!フェイト行くぞ!!」
「うん!!バルディッシュ!!真ソニック!オープン!!」
《Limit Break.Open Wing》
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ