暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
悪い子登場
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なら国の中に入れる!!!



そのゲートが見え、ラストスパートだと蒔風がこれでマックスだ!!と思い切りアクセルを踏んだ。
すると




バキン!

そんな音と共に、蒔風の体がガクンと揺れた。
同時にドンドン顔が青ざめて行った。



「ど、どうしたの舜!?」

「ふ、踏み込んじゃった」

「え?」


「アクセル踏みすぎて・・・・・」

クイッ、クイッ

「車の床、踏み抜いちった」


「「えええええええええええええええええ!?」」



蒔風の足元を見るとそこにアクセルはなく、穴が開いていてその先に流れる地面が見える。

この男、力みすぎて踏み潰しやがったのだ。



「ど、どーすんの!?」

「わからん!!ブレーキも効かないし!!」

「飛び降りるしかねぇじゃねぇか!!!」



「「「うおオオオオオオオオオオオオオオ!?」」」



バッ!!ガシャァッ!!!ドゴンドコン!!!バキバキバキ・・・・・・




咄嗟に車から飛び降りる三人。

車はというと、そのまま街の方へと突っ込んでいった。



車対策のまきびしを越え(パンクしないから意味無し)
バリケードを突破し(衝撃で車が浮く)
フェンスをぶち破り(浮いたところからのダイブで)

そのまま着地、止まることなく街の中を爆走していった。



「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・あ〜あ」

「「あ〜あじゃないよ(ねぇ)!!」」



おそらくは車の方に目が向けられているのだろう。
三人の方には誰ひとりとして来ない。


あ、今町中から爆発音と火柱が上がった。
多分爆破されたのだろう。


しかしこうなってはもう「ボケ」には入れない。
仕方なく三人は「バカ」の方へと歩いていき、そこから国内に入って行った。




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「はは・・・・何とか来れたな」

「つ、疲れた・・・・」

「俺なんでこんなとこ来ちまったんだ・・・・」


その場しのぎの笑いをする蒔風に、フェイトとランサーが身体ではなく心労の方でへとへとになっていた。

蒔風たちが入ったのはバルガソウスベラ・カラッソス、略称「バカ」(命名・蒔風)だ。



門というかフェンスの扉というか、そこをとおって普通に入国する三人。


すると




「おい兄ちゃん」

「ん?」


そこに、四人くらいのヤンキーが突っかかってきた。
うち二人は肩からアサルト
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