第四章 RE:BIRTH
街の終わり・情報集め
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彼女?」
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「やあ初めましてかな?マグネスさん」
「初めまして、蒔風さん。私のことはルネッサでいいですよ」
「りょーかい」
翌日、蒔風が訪れたのはルネッサ・マグネスの執務官補佐室。
直通した隣の部屋では、ティアナが他の事件の書類を読んでいる。
「いきなりの訪問すんません。そっちも事件があるというのに・・・・」
「そちらもそうなのですから、お互い様ですよ」
そんな簡単な自己紹介と会話をし、早速本題に入っていく。
「え、トレヴィアのことですか?」
「うん。考古学者だったんでしょ?しかもイクスを発見するだけの優秀な。そして、J・S事件にからもうともしていた。そっからなんか出てこないかなって」
「そうですね・・・・でもわたしはトレヴィアの仕事のことは、何も知らないんですよ」
まあ、それはそうだろう。
戦争孤児だった彼女がトレヴィアに拾われたのが子どもの頃。
十代後半にはすでにトレヴィアと別れ、管理局で働いていたらしいから、彼の仕事に関する内容は知らなくても無理はない。
だが
「むかし、彼と一緒に住んでいた場所なら、多分・・・・」
「どこ!?」
「内戦の絶えない次元世界、オルセアです。出来れば私も行ければいいのですが・・・・」
「いやいや、地図さえくれればそれでいいさ」
そういって、小さな端末で地図のデータや、諸々の必要な情報を受け取る蒔風。
よしよし、と笑顔の蒔風だが、その蒔風にルネッサが警告をしておく。
「オルセアは時空管理局の干渉を拒む地域です。いわば非加盟世界。十分気を付けてください」
「わかった」
自分も間に合えばあとから行く、と最後に言ってくれたルネッサと別れ、蒔風が部屋を出て行った。
一瞬だけ静かになって、少しだけ心配するルネッサ。
「ふぅ・・・・何事もなければいいのですが・・・・」
PiPi
「ん?どうしました?イクス」
『えっと・・・来週学校で、授業参観という物が・・・』
バンッッ!!
「ランスター執務官!!!とっとと捕まえに行きますよこのゴミ野郎を!!」
「え?ちょ、ルネ!?」
「今日中に捕まえてさっさと仕事終わらせましょう!!」
「ま、まって?まだ情報がまとまってな「ここです!!」ナンデワカルノ!?」
「カン!!」
さあ、授業参観まであと三日。
ルネッサ・マグナスの戦いが始まった。
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