第四章 RE:BIRTH
街の終わり・情報集め
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を聞いたのは、夜天の書の管理人格・リィンフォースだ。
確かに結構前、蒔風は彼女から翼人の話を聞いた。
「ええ、確かに夜天の書の製造者には赤色の翼人がいましたね。ですが、私が知っているのはそこまでです」
「わからない?」
「すみません・・・・・夜天の書もその後何者かによって改悪されてしまったので、そこより過去の記憶が・・・・」
「あ、すまんすまん。そっか〜」
そういって、蒔風がリィンフォースと別の話題を二言三言話し、次の心当たりに向かった。
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「翼人のことじゃと?」
蒔風が次に向かったのは、観測者「卑弥呼」のもとだ。
筋肉ムキムキのそっち系おじさんだが、決して悪い人ではない。
「そうじゃの。確かに知っておるぞい」
「どんな話かな?」
「前に話したのとそう変わらんよ。凶悪な翼人がおって、儂らがそれを封印した。それ以上のことはないのう」
「うぅ〜む・・・・・その時翼人の力を抑え込んだりとかは、しなかった?」
「したくてもできなんだ。じゃから儂らは死力を尽くしてあ奴を抑え込み、封印したんじゃからな。その生き残りも、儂一人じゃ」
よほど昔のことなのだろう。
遠い目をして語る卑弥呼には、いつもにはない哀愁が漂っていた。
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翌日
蒔風は第三の心当たりの話を聞きに、雛見沢を訪れていた。
その相手は、古手羽入
千年の昔に、この地に流れてくる途中翼人に出会ったという少女だ。
「あぅ?翼人ですか?」
何かの罰ゲームか。
メイド服でこれからキムチの丸呑みを敢行しようとしていた羽入に、蒔風が話を聞きに行った。
「これですか?いやはや、部活で負けてしまったので・・・・」
「ってか、今日は圭一たちはいないのな」
「あぅ。受験勉強で大変らしいのですよ」
ちなみに、今蒔風と羽入がいるのは学校の校庭だ(メイド服はそのまま)
教室では梨花と沙都子が羽入を待っている。
次のゲームのために、大いに仕込みをしているのだろう。
「そうですね・・・・僕たちはある世界を追われ、追放された一族なのです」
「ああ、その角でか」
「う、ズバッと言いますですね・・・・」
「いやぁ」
「ま、その途中で僕らは力尽きようとしていました。なにぶん、放り出されるなど初めてでしたので右も左もわからなか
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