第四章 RE:BIRTH
少女、脅威
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家々を破壊し、街の中心にある噴水にぶつかってやっと止まった。
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蒔風が矢車の肩に寄りかかりながら、みんなでその場に行くと、破壊された噴水はプシュー、と水を噴き出して傾いていた。
辺りは当然水浸し。
確かここは昼間に来たまつりの会場だったはずだが、到底同じ場所には見えない。
その噴水の瓦礫の中から、少女の体が出てきていた。
おそらくはここにぶち込まれたのちに這い出ようとして力尽きたのだろう。
あれだけの物を食らってまだ立とうとすることができる、というのは恐ろしい。
「終わった・・・・か?」
「でもこの街から出られませんよ?」
「それは後だー・・・・もうヤダ疲れた・・・・」
矢車、キャロ、蒔風と声を発していく。
しかし
「やーっぱダメかァ」
そんな声がして、一人の男が現れた。
一同が一斉にその声に振り向き、その顔に反応したのは矢車だった。
「お前・・・・爆発場所にいた・・・・」
「おお、仮面ライダーか?あの刀集団とのやり取りはすごかったねぇ」
その男は、蒔風の爆発場所を調べに来ていた男だった。
コイツが目の前に来ている、ということは他の人間も来ているのか。
彼の周辺には刀を持った者、銃を持った者が二人ずつ付いているが、ほかの人間の気配はしない。
「ん?ああほかの奴らは処分したよ。てんで使いもんにならないんで」
処分
男はそういった。
おそらく、深読みするべくもなくその通りなのだろう。
「お前・・・・」
「翼人に、仮面ライダーに、魔導師か。面白い組み合わせだな・・・・「EARTH」か?」
「・・・・・」
無言
蒔風たちは答えない。
しかし男はそれを肯定ととったのか、左腕の上腕半分を覆うコンソールをタタンッ、といじった。
「引き払った後にこんな上質な奴らが来て、しかもそれが初めてのお客様なんだってんだから笑える」
ゴゴン!!
そんな音がして、地面が揺れる。
しかし、男は特に驚くこともなく、さらに言葉を続けて行った。
「ここでお前ら捕まえればさ、俺の手柄になるんだよな?そいつぁさらに面白い話だ!!!」
ズゴォ!!
「あの野郎に、一泡吹かせられるってわけだ!!」
男が興奮気味に叫んだ。
直後、巨大な何かがさっきまで戦っていた通
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