第四章 RE:BIRTH
少女、脅威
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!!」
ガゴォッッッ!!!!
凄まじく硬そうなそんな音がして、エリオと少女が土煙に消える。
直後に風が吹いて、それが消えたその場所には、ストラーダの先端、面の部分を上下から挟みこんで止めている少女がいた。
下から膝で、上からは肘で。
ガッツリ挟み込まれたそれは、少女の脚を地面にめり込ませ、後退させて止まっていた。
が、この槍は雷槍。
蒔風が与えたエネルギーは、突進力ではない。
バンッッッ!!!
弾くような音と光がストラーダから発せられた。
爆ぜる、弾ける。
それが雷旺の真骨頂。
少女の体はその衝撃に弾かれ後退、地面をズザッ、と滑って着地する。
そこに
《rider jump》
仮面ライダーキックホッパーが、凄まじい跳躍量で少女の真上に飛来した。
「!?」
反応する少女だが、すでに攻撃態勢は整っている。
キックホッパーが宙で一回転し、右足を突き出して少女に向かってキックを放つ。
「!!!ッッ」
「フンッ!!」
それに対し、少女は後ろ回し蹴りで迎え撃ち、キックホッパーの蹴りと激突させる。
綺麗にぶつかり合った、両者の右足。
そして、キックホッパーがベルトのホッパーゼクターのレバーを戻す。
《rider kick》
直後、タオキン粒子が右足に集結し、圧倒的な爆発力で、少女の体を地面に向けて押しつぶしていった。
ゴゴゥ!!という凄まじい音で地面を揺らし、少女がその威力から逃げようと地面を転がって受け身を取った。
が、転がった先にはもう一人のホッパーがいた。
「ライダーパンチ!!」
《rider panch》
彼女の顔面に向かって、一直線につき放たれる拳。
少女がとっさに両腕でそれを受けるが、さすがに無茶だろう。
一回、二回転撥ね、少女の体が地面を転がり、立ち上がろうとして膝がガクリと落ちた。
「流石に限界が来たようだな」
獄、圧、惺、旺、混、絶
蒔風が円を描くように両腕を降ろしていき、エネルギーをためていく。
そして片手に三つ、合わせて六つのエネルギーを握りしめ、少女のど真ん中に向かってその双拳をぶちかました。
「六風波爆!!!」
両手刀が両肩に
両掌底が左右の脇腹に
そして両拳が連続で叩き込まれ、彼女の中でエネルギーが渦巻いて吹き飛ばした。
その勢いの派手なこと。
少女は背中から六つのエネルギーを光として吐きだし、ぐるぐると風車のように回転しながら通りをぶち抜き、
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