第四章 RE:BIRTH
脱出!合流!!爆発!!!
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話が飛んできたのだ。
蒔風の言う場所は、彼が手榴弾を置き、そして矢車がいるであろう場所だ。
《見えるぞ》
《そっち行ってくれ!誰かいるはずだから!!》
《友の頼みならしょうがないな。では》
いくらなんでもそこまで空気の読めないジークではないらしい。
蒔風の言葉に軽く首肯して、そのままその地へと向かっていく。
一方蒔風はというと、フリードから飛び降りながらジークにライダーパスを投げ、屋根に着地すると同時に獅子天麟を叩きつけて突っ込んでいた。
屋根だけでなく、床までぶち抜き、影山のいる地下牢にまで突っ込む。
そういう強引な突っ込み方だったため、地下の床に着地するころにはそこを見張っていた人間は見事に気絶して地面に倒れていた。
「影山orエリオ!!いるか!!」
「舜さん!!」
どっちかわからないので二人の名を呼ぶ蒔風に、同じく降りてきたキャロが声をかけた。
見つけたのか、と蒔風がよると、そこには驚くべき光景が・・・・・
「ね・・・・・」
「寝てる」
「zzz・・・・」
「「・・・・・・はぁ・・・・」」
この騒ぎの中、見事に寝ている影山だった。
その姿にキャロと蒔風が同時にため息をつき、蒔風なんかはつきながら膝を落とした。
「げ、元気出してくださいよ!無事だったんですし!ね?」
そういって元気づけてくれるキャロ。
うん、なんか元気でる。というか癒される。
と、そこに
「もう食えないよ兄貴・・・・」
そんな寝言が聞こえ
「(イラッ)起きろやゴラァ!!(ゲシッ!!)」
蒔風の蹴りがぶち込まれた。
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そのころ、右下の地下牢。
訂正。地下牢「だった」場所。
そこの瓦礫から「ボコリ」と人の腕が突き出してきた。
それは白いバリアジャケットを纏った少年のもので、ついに全身があらわになった。
「はぁ・・はぁ・・・ス、スバルさんからこういう時の対処法を聞いてなかったらヤバかった・・・・」
その手にはストラーダが握られており、今にもブースターから炎が吹き出しそうである。
わかってる。
あの炎はフリードのブラストレイに蒔風の獄炎が練り込まれたものだろうということは解ってる。
わかってるさ。
そしてこれは僕を救い出すための方法だってね。
ああ、大丈夫。僕は冷静さ。だから―――――
「一発殴ってもいいよね♪(にこっ)」
その笑
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