第四章 RE:BIRTH
脱出!合流!!爆発!!!
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かって飛ぶフリードは、すでに合流できる勢いである。
見た感じは残り二百メートル。
その距離で、蒔風がキャロに向かって叫んだ。
「どっから!?」
「こっちからです!!」
蒔風の質問に、キャロが真後ろを指さして自分が出てきた場所を示す。
キャロの声は風の音で聞こえないが、どこを指さしているのかはわかった。
それでは、脱出できていない場所は二か所、ということだ。
中心は誰もいないし、さっきの太刀音は戦闘によるものだろう。
自分は遭遇しなかったから、おそらく左上から来た誰か。
と、なると後はこの中心と右下の施設。
中心はともかくとして、右下は面倒だ。
だから
「フリード!!ブラストレイ!!」
「ガオオオオオオオオオオオオオおお!!!」
蒔風がその方向を指でさして、フリードに号令をかける。
フリードは方向を変え、ドリフトのようにブレーキを掛けながらその方向を見た。
そして、口を開いてその手前に火球をためていき発射準備が整う。
そのフリードの鼻面の上に飛び乗り、蒔風が獄炎を混ぜて「発射ぁ!!」と叫びそれを打ち出した。
自分ではうまくできなくても、こうして力を付加する程度ならできる。
その火球は遠くへと飛んでいき、施設があるであろう場所を炎に包んで吹き飛ばした。
「よしっ!」
「よし!じゃないですよ!?」
荒っぽいやり方に驚くキャロだが、まああっちはあれでどうにかなるだろう。
と、そこで蒔風がジークを見つけた。
後ろから銃を持った人間に追われ、そのままこっちにくるようだ。
なんでいるんだろ、と思った彼だが、味方がいるなら心強い。
「ジーク!!」
「おお!友よ!!」
「使え!!」
そういって、蒔風が中心部の地下牢があろう建物の上に飛びおっりながら、ちょうど真下を通るジークに向かって何かを投げた。
それは「∞」のマークの入った、蒔風の持つライダーパスだ。
それを見てジークはフリーエナジーを以ってデンオウベルトを出し、腰に巻きつけそれをキャッチした。
《Wing foam》《full charge》
「ハァッ!!」
変身とフルチャージを同時にこなし、タンッ、と跳ねて逆さまになりながら後方の人間に向かってハンドアックスとブーメランにしたデンガッシャーを投げ放った。
無論、狙うのは銃器のみ。
追ってくる全員のそれを見事破壊し、ジークがそのまま走り去る。
《ジーク!なんでいるのかは後で聞く。そっから向こうにある倒壊地域見えるか!?》
ジークの頭に、蒔風からの念
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