第四章 RE:BIRTH
脱出!合流!!爆発!!!
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そのころ、矢車は蒔風による爆発が起こったに到着していた。
曲がり角の先にザザッ!!と勢いよく飛び込む矢車。
そこにいたのは
「・・・・・・・」
「・・・・ああクソ、どうせ俺なんか・・・・」
無言でこちらを見る、ひとりの男とその護衛か何かの十人くらいの人間だった。
当然だろう。
あれだけの爆発で敵が何事かと思わないはずがない。
情報の確実性を求めるためにこうして直接見に来たのだろう。
そして、矢車はそこに飛び込んで行ってしまったのだ。
護衛らしき十人の腰には日本刀がぶら下げられており、呆れたような眼をした男が顎を向けるとその住人が一斉に刀を抜き放って突っ込んできた。
「ハァあ・・・・」
と、その十人の内三人ほどに、小さな手のひらに乗るほどの緑の塊がぶつかった。
それは地面を撥ねて矢車の手に収まり、馳せ参じる。
「変身」
《Change!KICK HOPPER!!》
そしてベルトの台座にスライドインし、起動音と共にその体に装甲がまとわりつく。
ここでついに仮面ライダーキックホッパーへと変身した矢車が、七人&遅れてくる三人と交戦する。
最初の七人の内二人が同時に、刀を振りかぶり
「ッ!?」
長年の戦士の勘が、矢車の背筋に悪寒を走らせた。
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ヒュィッ・・・・パッ!ゴシャァァァアアアアアッッッ!!!
ちょうどのその時、蒔風の走る後方から音が聞こえた。
まず最初に、空気を斬る音。
そして次に、何かを斬った太刀音。
その直後に、建物が崩壊する倒壊音だ。
耳に入った以上気にはなるものの、もう彼の前方にはフリードの姿が見えている。
それに建物が崩れたぐらいでは、対象が矢車でも影山でもエリオでも問題はないだろう。
先の二人はZECTで隊長を務めた経験者だし、エリオだってだてにセンターガードだったわけではない。
キャロだったら飛んで行っただろうが、その無事は目の前の竜が証明しているし。
彼のために言っておくと、決して放置ではない。
彼らに対する信頼である。
「ま、いっか」
今の一言は聞こえなかった。
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蒔風に向
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