暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
街・捕縛
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なっている腹部あたりから真っ白な羽根が噴き出してきて、研究員を壁まで吹き飛ばしていった。



「え?フリード!?」



驚くキャロだが、そのフリードの身体から光が飛び出して実体化する。
その光が羽をまき散らし、実体化。スタンと足音を立てて着地した。


「降臨!・・・満を持して」


出てきたのはイマジン・ジーク
どうやら蒔風にこっそりついてきたらしいのだが、人ではばれるということでフリードに憑りついてきたらしい。


「大丈夫か?安心するがいい。私が来たからには、そなたの安全は確定した」


高慢、かつ自信にあふれ、そして少し上から目線でそういってくるジークが、壁際のボタンをいじって錠をはがす。

キャロとフリードが解放され、ジークとともにその場から脱出していった。



「みんなどこに・・・」

「探す必要はない」


ケリュケイオンでサーチしようとするキャロだが、ジークがそういって制する。
何か考えがあるのか。そう思ったキャロが、ジークの案を聞こうと耳を傾けた。


「私が動くのではない。世界の方が、私を中心に回っているのだ。だから大丈夫だぞ!」

「ケリュケイオン、サーチ」

《OK》


そのジークをサラリとスルーし、再び検索を頼むキャロ。

ガァン!と少しショックに打たれたジークだが、はっはっは!やんちゃだな、とか言って気を持ち直している。


まあ本人がそれでいいならいいのだろうが。




彼らが動き出す。



脱出もままならぬ、この街で





to be continued

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