第四章 RE:BIRTH
遊・園・地ッ!
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蒔風の足元からゾンビが飛び出してきて、蒔風の心臓が跳ね上がった。
そしてズザザザザザザ!!と後ずさり、なのはのもとへと帰っていく。
「いいい、行こう!!こんなのとっとと終わらせるんだ!!」
「「はーい」」
自分の身体をなのはで隠すようにして先に進む蒔風。
ビクビクする蒔風になのははとてつもなく満足だったが、ここはお化け屋敷、そうおとなしく終わるわけもない。
突如としてバーーーン!!という大きな音がして扉が閉まり、蒔風がビックリしてなのはの腕をつかむ。
が、そのあとは幽霊らしいのがユラユラ出てきただけだったので、何とかそれ以上はパニくらない蒔風。
(本当にビックリさせられるのが苦手なんだね・・・・・)
その蒔風を見てなのはは少しかわいそうに見えたが、そんな理性は二秒で消し飛ぶこのシチュエーション。
蒔風がしがみついてて、なのはがハァハァしてます。
と、そこでヴィヴィオがコテッ、とこけてしまった。
足元も暗いし、まあそれは珍しくはない。
そのヴィヴィオに蒔風が「大丈夫か?」と手をさし延ばす。
その手を普通にヴィヴィオがとって、よろけながら立ち上がった。
「おいおい、よろけてんぞ大丈夫か?」
「うん・・・えっと・・・暗くて見えないの」
「ん?ああ、おばけ屋敷だからな」
「そうじゃないの」
「? どういうことだ?」
「私の・・・私の・・・・」
クルッ!!
( ●Д●)
「私の目玉が落っこちちゃったんだーーーー!!!(両手を差出し、掌の上の目玉を見せながら)」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
いきなり叫び、しかも両手に左右の目玉らしきものを乗せたヴィヴィオが蒔風に迫る。
しかもその目の合った場所には暗い穴があり、そこに目玉が入っていたのかと思わせた。
それを見た蒔風はダッシュしてその場から逃走を始める。
しかし今この部屋は密室で、いまだにホログラムの幽霊によるお披露目が続いていた。
逃げられない
振り返るとそこには「ア゛〜〜〜〜!!」と叫びながら走ってくるヴィヴィオ。
「開けて開けて開けて開けてかけたテサセダシツカラステッ・・・・・・・(カクッ)」
そこで蒔風が静かになって地面に座り込んだ。
真っ白に燃え尽きていた。
「ヴィヴィオ、そのおもちゃどこにあったの?」
「お化け屋敷の前の売店ー♪」
と、目から黒い丸のシールを取って、目玉の模型をポケットに押し込みながらヴィヴィオがキャッキャと答えた。
なのははというと、その話をしながら蒔風に抱き着き、座り込み、撫でまわして堪
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