第四章 RE:BIRTH
逃・げ・ろ!!
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ラに対してなんというもの言い。
しかもそのあと蹴り出して盾にするとか超鬼畜である。
抗議をしようとするザフィーラだが、アリスが再びショットガンをぶっ放してきたためにいやおうなしに防衛に回らねばならなくなった。
「そんな・・・ザフィーラさん!!あなたまでそちらにつくんですか!?アリス悲しい!」
「この状況を見てよくそんなことが言えるな!!」
「「ザッフィーは巻き込まれただけだ!!」」
「お前らのせいだァァアアアアアアアあああ!!!」
ドッパン!!!
二人の言葉にザフィーラが叫び返すと、そのザフィーラが吹っ飛ばされて二人の後方に消えた。
え?という顔をしてアリスの方を見直す二人。
そこには背中にポンプを背負い、消防車などについている消火用のホースを握るアリスがいた。
俗に言う圧水銃というものだ。
しかし、威力はその比ではなく・・・・・
「逃げる!!!」
「逃がしません!!!」
ダダッ!!と走り出す二人。追う一人。
そもそも威力がおかしい。
蒔風だって圧水の能力でイニシアチブを取ろうとしているのに、それがうまくできないほどの水圧。
理樹もバリアで防ごうとするものの、バリアはよくても理樹自身が押されてしまってアウト。
「EARTH」の廊下をゴリゴリ削りながらなので、その破片を飲み込んだ圧水銃はさっきの散弾以上の威力を発揮していた。
「やめろやめろ!!ビルが壊れる!!修繕費かかるぞコラァ!!」
「では威力を落として・・・・・」
「やめはしないのか・・・・」
「五十人は吹っ飛ばす方向で」
「うぉい!?今までのは何なんだよ!!」
「もはや切断系?」
「ウォーターカッターかよ!!!」
恐ろしい。
拳大の大きさの水流が、ウォーターカッター。
無事なのは翼人だからであろうか。
が、威力を落としたと言ってもまだ凶悪だ。
まともに当たれば昏倒は免れない。
「ってかハプニングあるたびに走ってねぇか俺!?」
「まずいよ・・・・誰か来る!!」
走りながら、理樹が曲がり角の向こうから誰か来ると指摘してくる。
言われてみれば確かに、小さく足音が聞こえてきた。
その前を通過し、水流を弾く蒔風。
すると曲がろうとしていた乾巧と園田真理にバシャァ!!と水がかかった。
「ヒャッハー!!理樹!!」
「写真に収めたよ!!」
「濡れた少女の写真ゲッツ!!後でムッツリーニに売ろう」
こいつら、何をしているのか。
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