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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
逃・げ・ろ!!
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にあっさりとに納得する理樹。

どうやら心当たりがあるようで・・・・・・




『もうこんな書類嫌だぁ!!!』

『翼人二人なら逃げられる!!行くぞ、理樹!!』


『(テ〜ッテレ〜ッテ テレレレ〜ン!)地球破壊爆弾〜♪』






「ってことが・・・・」

「音はキテレツなのに道具はドラかよ・・・・・」



走りながら意気投合する理樹と蒔風。
だからといってまあ理樹がこの状況に納得するわけもなく・・・・



「降りる!!」

「わあまってくれ!!これじゃ俺がハチの巣に!!!」


ゲシッ、と理樹が蒔風の背中を蹴り飛ばし、一気に離脱しようとする。

だが蒔風だって逃がす気はない。
その理樹の足を掴んで引き留めようとし、しかし勢い余って二人ですっ転んでしまった。




「やばいやばい!?追い理樹早くどけこのままじゃ撃ち抜かれるぞ!?」

「キュ〜・・・・」

「気絶しとるーーーーーーーー!?バリアは最硬のくせに本人が何という脆弱!!」


そんな風にごろごろしてしまっている二人のもとに、アリスの足音が聞こえてくる。
廊下の曲がり角をズシャァッ!!と飛び出してきたのはまさしくアリス(四足歩行)


なぜかショットガンは放棄したようで、某初号機よろしく脚と腕をガニマタにして駆けてきていた。




「ヒィィィィイイイイイイイイイイイい!?ちょ、ちょ!?ホラー映画みたいなの駄目なんだって俺!!理樹ィ!!起きてーーーーーーーーーー!!!」




その動きに比類無き恐怖を感じる男、蒔風

死の恐怖を失った男は、こうした小さな恐怖に弱かったりする。





「だ、だれか・・・・ダレカタスケテーーーー!!!」

「ショルイヲミロォォオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

「いやぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」





ゴン!!ガキィ!!!





「どうした!!大丈夫か!?」


「「ザ、ザッフィー!!」」

「出番が減ってってさびしいザッフィー!」

「ほとんど犬形態で「人型?なにそれ」みたいな感じになってるザッフィー!!」

「それでもなんだか最近出番があるような気がするザッフィー!!」



「お前らそれが助けてもらった人間の言葉か」



「「そんな君を待っていた!!」」



ゲシッ×2



「ぬお!?(バガガガガギン!!!)ウおおおおおおおお!?」


「「大逃走!!」」

「おのれ翼人ンンンンンンンンンン!!!」





二人の前に現れてくれて、アリスをいったん押しのけてくれたザフィー
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