第四章 RE:BIRTH
逃・げ・ろ!!
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「・・・・・」
「ゴキブリ!!!」
「ぎゃぁーーーーーーーー!!!!」
アリスが蒔風を解放した一瞬で、彼は何か黒いものを放り投げてその場から遁走した。
彼の投げたそれはおもちゃだが、そこはこれ、「EARTH」の技術を結集して作った超高性能なゴムゴキブリだ。
多分、精密すぎて本物よりグロい。
「ひぃっ、ひぃーーーー!!!・・・・・・・ふう・・・玩具か畜生!!!」
「ほかの管理者の力取り込んで性格やばくなってないかアリスさん!?」
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その直後、局長室前の廊下
静かなその廊下を、いきなり大きな音が侵食した。
バンッッ!!!
自室の扉を蹴り飛ばして開け、超絶ダッシュで廊下を走り抜ける蒔風。
そしてその直後、壊れて開けっ放しの扉の向こうからカァッッ!!!と光があふれ出て、直後に爆発。その煙の中からショットガンを肩に担いで、タスキのように弾を肩にかけるアリスが駆け出してきた。
「待てェ!!」
「いや待つわけが・・・・」
「ハチの巣にしてやるから止まって!!!」
「止まるかァ!!!!」
蒔風は駆けだす。
この長い長い逃走路を――――――――
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「もう頭だけでいいんで寄こしてください!!判断できるモノがあればそれでいいんで!!」
「そのわりにはヘッドショット狙ってるよな!?一発でつぶれた果物になってみせるぞ!!」
「自慢にすることじゃないでしょう!?」
「だったらそれぶっ放すのやめい!!!」
廊下を闘争する蒔風。
追うアリス。
管理者の力かなんなのだろうか、その弾が尽きることはどうやらないようで、今までに何十発も蒔風は発砲されていた。
それを走りながら回避し、必死に逃げる蒔風。
おっかないったらありゃしない
と、その途中で蒔風が理樹を見つける。
「理樹バリアー!!」
「うわぁ!?(ガキキキキキン!!)」
そして、とっさにバリアにして再び逃走。
この男、鬼畜である。
そのまま理樹を背中に担いで走り続ける蒔風
すると、背中の理樹が話しかけてきた。
「こ、これってどういう状況!?」
「書類から逃げた」
「あぁ〜・・・・・・」
いや
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