空の王者、遂に空へと昇り往く
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ちの力で制御しろと言うのか。レウスが飛び出す事も考えたがこの勢いの中で飛び出しても船に付いて行けずに弾かれるだけ、もうどうしようもないと言う時にナミが大声を張り上げた、自分に任せてと。
「帆を張って!!これは海よ、唯の水柱じゃない。立ち昇る海流なの!そして下から吹く風は地熱によって暖めれた上昇気流!相手が風と海なら航海して見せる!この船の航海士は誰っ!?」
「ナミさんです!!おい野郎共、直ぐにナミさんの指示通りに!!」
『おおっ!!!』
その力強い言葉の元、吹き飛ばされないよう細心の注意を払いながらメリー号の帆が張られ海流に合わせるように舵が切られた。完全にメリー号は風と海にその身を任せる事が出来ている、安定し始めてきたというところで船体が遂に水から離れようとしてしまった。大慌てする連中をよそにナミだけは冷静にいけると言う確信があった。そして完全に水から離れ落ちるかと思いきや―――メリー号は風を掴みそのまま羽ばたくように宙へと舞い上がり一直線に上昇し始めた。
「飛んだぁぁぁぁぁっっっ!!!??すげえ船が空を飛んだぁぁぁぁぁッッ!!!」
「マジか!!!!!???」
「おおおおおっっ!!」
「へぇっ!!!」
「素敵!!」
「船が空を……いやっほぉぉぉおおお!!!」
「すげえ、すげえぜナミちゃん!!」
「ナミさん素敵だぁぁぁ!!そして、好きだぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
「―――行け。まだ見ぬ夢の果てへ……!!!」
「「―――行けええええぇぇぇぇっっっ!!!!」」
空島への道を開いた3人は高く聳える積帝雲を見上げながら麦わら海賊団への幸運を祈りながら心からの声を上げた、行きたいと願った空島へ。誰もが笑ったそれを逆に笑ってやるかのような大冒険をしてこいと言うかのような言葉はメリー号を後押しし、船は加速しながら雲へと向かっていく。
「積帝雲へ突っ込むぞぉぉぉっ!!!ウオオオオオオオオオッッ!!!!!」
To be continue……!!
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