空の王者、遂に空へと昇り往く
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ィ、てめぇの1億6000万の首を貰いに来た!!観念しやがれ!!」
「俺の首?1億?何の話だ?」
「やはり知らないようだな、お前には1億6000万の懸賞が掛かってるんだよ!!加えて空の王者レウスもてめぇの船に乗ってるって事は知ってる!そいつは1億5000千万!!そして海賊狩りのゾロ、てめぇは9000万だぁ!!」
ルフィの手配額は知っている限りでは初回手配の3000万だった筈のにそれは5倍以上にもなっていることに驚くナミだが加えてレウスやゾロまで手配されている、それはアラバスタのことが引き金になっていると簡単に気付けたがそれでも1億越えが二人に9000万が一人とは、とんでもない事になってしまっている……!!
「うっひょおおおお!!!!聞いたかよ俺1億6000万だってよぉ!?ガハハハハハッ!!!」
「1億5000万だと……ビビちゃんを誘拐したからか……でもこれは照れちまうなぁ……♪」
「ははははっ9000万か不満だぜ♪」
「あんたらなんでそのリアクションなのよ!?喜ぶなぁぁぁっ!!!」
迫って来る丸太船、それによって告げられた事実に一喜一憂している間にも自然は溜め込んだ力を今に開放しようとしていた。メリー号の真下の海面は膨張するかのように膨れ上がっている、まるでこれから巨大な泡が弾けようとしているかのようだ。
「全員船にしがみ付くか船室へ!!!」
「船が、吹き飛ぶぞぉぉぉぉおっ!!!!??」
各々が船にしがみ付くかのようにしながら唸りを上げる海に備える、徐々に大きくなっていく音に身を震わせながらも今か今かとその時を待ち続けた。そして……
ズドドォォッッンン!!!!
海を天まで吹き飛ばす大災害、爆発と言う規模では収めきれないほど凄まじさの爆発が巻き起こった。何億という海水を天へと吹き飛ばす大爆発によって巻き起こり空へと続く道となった水柱、それを垂直に走り続けるメリー号。最早理解を超えているような出来事に混乱するしかないが解る事実はこれで空島へといけると言う事!!
「船が水柱を垂直に走ってますよぉ!?」
「これが突き上げる海流!!!?想像以上だぁぁ!!!」
垂直に走り続ける船の上で壁に立つようにしながら揺れへと堪えているビビを支えながらレウスはこれが何の悪意も無く自然に出来た現象と言う事に寒気すら覚えていた。未だ遠い積帝雲へと水は上り続けている、このまま行けるのかと思った時サンジが声を上げた。
「船体が浮き始めてる!!!このまま弾き飛ばされちまうぞぉ!!」
水柱から離れ始めている船体、このままでは何れ弾き飛ばされ海面へと叩きつけられてしまう。だが如何すればいいのだ、この船は爆発の勢いで空へと昇っているのにそれを今更自分た
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ