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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
1.かくして比企谷隊は予期もせずそろってしまう
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「何故こんなメメタァな作文を書いた!」
「いや、これこそが沖田さんのアイデンティティですし」
 いや、総司さんや。もう少し課題内容にふれようぜ。
 ちなみにまあ、あった方が面白そうなためあるそうです。ネタでしか使われないだろうけど。
「いや、もう少し他に書きようがあったろう、ということだ。それにもっと内面的な振り返りではなくてだな」
「ならそうと、初めから言ってください。これは先生の明らかな伝達ミスであってですね」
「小僧、屁理屈を言うな」
「小僧って、確かに先生からすれば俺は小僧ですけど」
 八幡さん、それはタブー。という声が聞こえるも時はすでに遅し。先生の拳は俺の顔面をスレスレで通り過ぎっていった。だが、これなら目を瞑っていても避けられるな。そもそも当てる気がないみたいだしな。
「次は当てるぞ」
 無理だろ、と言おうとしたが、それを言うとさらにめんどくさくなりそうなので口を閉じた。
「とにかくだ。作文は書き直しだ」
「わかりました。では俺らは帰り(ry」
「それと、君たちには罰として奉仕活動をしてもらう」
『は?』
「先に行っておくが君たちに拒否権はない。では着いてきてくれたまえ」
「……………はあ、やれやれだ」
 俺はそう溜息を吐きながらも先生の後を追った。
 






 そうして先生について行くこと数分。特別棟にある空き教室で先生は止まった。
「なあ、総司。俺すごくいやな予感がする」
「主に八幡さんのせいでじゃないですかー」
「お前もあんな作文を書いたんだから同罪だろ」
「いやそういう意味じゃなくてサイドエフェクトのほうですよ」
 はい論破!ダメだ。反論できねぇ。何で俺のサイドエフェクトはこんな働き勝たしてんだよ。本業は全く別だろ。これが発現してからずっとこんなことに巻き込まれてきたような気がする。
 俺らがこんなやりとりしているうちに先生は教室の中に入った。
 その教室にはあいつがいた。
「雪ノ下入るぞ」
「先生、入るときはノックをとお願いしたはずですが?」
「君はそうやって返事をしたためしがないじゃないか」
「それは先生が返事をする前に入ってくるんですよ。はあ、まあいいですけど」
 彼女は雪ノ下雪乃。俺たちは彼女を知っている。
「あら、比企谷くんに沖田さんじゃない。どうしてこんなところに?おおかたの見当はつくけれど」
 彼女は我々比企谷隊のメンバーであり、俺の弟子でもある。本人は総司の弟子と言い張って聞かないが。
「何だね?君たちは知り合いなのか」
「まあ、はい。そんな感じです」
 仲間と言い換えてもいいのかもしれないが、平塚先生がいるここだと雪ノ下が早口をまくし立て暴走するからな。
「なら、雪ノ下。私の依頼だが、わかるな」
「……あなたたち、
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