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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第572話】
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もたっていない、だから何でも世界が楽しめるのだろう。


「美春、最近どうだ?」

「え? ……どうって、どういう意味?」

「ん、まあ簡単に言えば楽しいかどうかだな」

「そんなの決まってるじゃん。 楽しいよ、ヒルトのおかげで私は世界を感じることが出来たんだもん。 何をしても新鮮、目に映る光景全てを感じられるし、風も感じられる。 ……ヒルトも、私を感じることが出来る?」


 不意に俺の右手をとり、自身の実った乳房へと導いた。

 体操着越しに感じる乳房の感触は、他の子同様の弾力と柔らかさを併せ持っていた。


「か、感じるけど……」

「えへへ♪ なら良いんだ♪ ……コアだった頃だと、ヒルトとこういう事、ヒルトの意識的な部分でしか出来なかったんだよ?」


 そのまま美春は大胆にも体操着を捲って見せた――ブラはしてなく、ツンとピンクのそれが起っていた。

 外だというのに大胆な美春の行動――。


「わ、わかったから体操着捲るなって。 誰が見てるかわからないんだし」

「ん? 大丈夫! ここのエリアに居る生体反応は猫と虫と鳥しかいないから!」


 何を力説してるかは知らないが、生体反応云々の問題ではなく……いや、あまり考えないようにしよう。


「と、とにかく外――それも学園内ではそういう事は無しだ」

「むー、わかったぁ……」


 膨れっ面になる美春、正直疚しい気持ちになっても時間は全く足りない――というか、他の子にバレた時が怖い。

 いや、節操なく誰でもそういう事をしてる俺が一番悪い。

 以前、命の危機があってから明らかに歯止めが効かなくなってる。

 人としての本能なのだろうか――それか実はこれが本来の俺だろうか。

 中学時代は本当に苦手だった、その原因作ったのは俺だ――成樹が女子に囲まれ、困ってる所を助けたのが原因だ。

 とはいえ助けたこと自体間違ってない、親友が困ってるのに見捨てるのは馬鹿のやることだ。

 当時から既に女尊男卑だったが、あれがあってから俺は当時の女の子達に逆らうのは止めた。

 逆らえば意味のわからない報復を受ける――。


「ヒルト?」

「え?」


 顔を覗き込む美春、未だに体操着は捲られていて乳房が露になっていた。


「何か考え事してた? 眉間にシワが寄ってたよ?」

「まあ……てかいい加減しまえって」


 言いつつ俺は美春の捲れた体操着を戻す、正直こんな場面は見られたくない。


「もうっ、ヒルトっておっぱい好きじゃないの!?」

「好きだよ! でも慎みは持てよ美春!」

「わかった! ちゃんと慎み持つから、後で触ってね!!」


 ぬぁあああ
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