ガンダムW
1708話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ズはオペレーション・デイブレイクで連合軍を裏切り、乗っ取ろうとした。
その流れを知っている者にしてみれば、シャドウミラーというのは危険視して当然なのだろう。
もっとも、精鋭揃いでも軍と呼ばれるだけの人数がいたスペシャルズと違い、シャドウミラーが有するMSは5機……しかもそのうちの1機はピースミリオンの護衛機という扱いなのだが。
まぁ、機数が少ない代わりに、スペシャルズ……いや、OZとは比べものにならない程の精鋭揃いで、乗っているMSもW世界では最高峰の物ばかりなのだが。
その辺も、連合軍でピーチクパーチク騒いでいる奴を刺激しているのだろう。
かといって、俺達シャドウミラーを切れるかと言えば……下手をすれば敵組織に雇われでもした場合、どうしようもなくなるので、そんな真似も出来ない、と。
うん、そうして考えてみれば連合軍で騒いでいる奴等にも同情すべき要素はあるんだな。
だからって、こっちのMSを寄越せとかそんな要求には応じるつもりはないが。
まぁ、普通に考えればシャドウミラーの存在というのは、頼りになるのと同時に厄介な相手なのも間違いなく……そういう意味で、同情する余地は大いにあると言ってもいいだろう。
「ま、その辺の判断は任せるよ。凛に任せておけば大抵は大丈夫だろうし」
『あのね……シャドウミラーの代表はあくまでもアクセルなのよ? それを忘れてない?』
「どうだろうな。まぁ、凛がシャドウミラーの代表になりたいんなら、そのまま代表を譲ってもいいと思うけど」
ホワイトスターの方のシャドウミラーはともかく、このW世界のシャドウミラーは……そうだな、言わば支店? 出張所? そんな感じだし。
もしくは独立部隊的な。
『いらないわよ。こんなの貰ってどうしろっての?』
「さて、それこそ儲ける気になれば幾らでも儲ける手段はあるんじゃないか?」
実際シャドウミラーが有するMS部隊というのは、トーラスを除いてどれもが一騎当千の機体だ。
それこそ、雇いたいと思う者はどこにでもいるだろう。
……ロームフェラ財団なんか、それこそ所有する財産の半分を譲渡してでも雇いたいと言うんじゃないだろうか。
勿論、デルマイユの性格を考えれば、凛とは合わないのは確実だろうけど。
凛の性格を考えると、デルマイユを相手に下手に出るとは思えない。
寧ろ正面から堂々と論破するだろう。
そしてカリスマ性という致命的な弱点を抱えているデルマイユは、最悪ロームフェラ財団を凛に乗っ取られるという可能性は十分にあった。
何だかそこだけを考えると、原作でトレーズがやっていたみたいな感じにも思えてくるな。
そう言えば、トレーズ派はともかく、本物のトレーズはまだ行動を起こさないのか?
ゼクスの件も気になるし……
『
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ