Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission12「北の空-セントアーク緊急防衛戦-」
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「ふわぁぁぁ…」
照月が甲板で眠そうにしているが無理はない。
先ほどの迎撃戦で対艦ミサイルが命中、シールドを張ったものの割と損害がひどく入渠中。
つまり、暇ということである。
「右舷破損、第1第2主砲が破損…普通に面倒だな」
セレンは船体のスキャンデータから破損場所を特定し、ため息をつく。
「あれ…避けれるのか?」
「ムリダナ」
とセレンがエイラのまねをする。まあ無理だとは思うが…
「ここからノースポイントまでが近い。ここが堕ちたらノースポイントが狙われるっていう可能性も考えられる。」
セレンは地図を見ながら言う。確かにこの地域はノースポイントとは違い襲撃がある。それを証明するのが常に監視レーダーが稼働しているという事だ。
「修復が終わり次第出港、作戦に移るが…それまでに襲撃があるのは免れ」
突如セントアーク全体に響き渡る警報。そしてアナウンスが突発的に流れた。
『北極海付近より大型の飛行物体がこちらに向けて飛行している。低空ではあるが周辺には深海棲艦の艦隊の護衛が存在する。警戒レベルX、43,182で現在、時速2ノットでノースポイントへ向け飛行中」
警戒レベルはT,U,V,W,X,Yとわかれており、XはYの前段階。すなわち除去しなければ重大な被害を出すと推定される場合。Yは地域自体の存亡にかかわる場合に出される。
「43,182…ノースポイントに近い!3人は緊急出撃、熊野はいつでも迎撃できるように準備!照月は待機!」
熊野はあわてるように装備のリンクをしているのを横目に、3人はストライカーが格納されている滑走路へと走る。
「聞け!響!すでに当該エリアに未確認のウィッチが複数いることが確認されてる。どういう事かわからんが、指示を出すときには注意しろ!」
「了解……って戦闘時の指揮はセレンが取る方が多いか」
「…ったく、大型のネウロイだったら洒落にならないぞ!」
ストライカーを履いて離陸したバルクホルンは情報を聞いて青筋を浮かべている。
「いや、501の仲間がいるかもしれないから、勝てない可能性はないと思う」
「だけど、誰がいるのかわからないとナァ…」
サーニャの言ったとおりだが、同時に私の言ってることも事実だ。
「現場に行って確かめるしかないな…エイラ、先行して。バルクホルンさんはエイラさんのバックアップに」
離陸して一気に指定座標へ向かう。
アリーヤの最大推力を生かし一気に加速すると、3分もたたずに到着した。
「見つけた…かなり巨大ダナ…」
「私たちが見た大型ネウロイに比べて数が多い…。」
それもそのはず。2人に表示されているレーダーには6隻程度の深海棲艦と、中央にたたずむ今までにないレベルの大きさのネウロイなのだから。
《こいつ…固い!》
《ここま
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ