第25話<島風と反撃>
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
もなお汗がポタポタと落ちている。
1)深海棲艦を刀で伸した後に、
2)軍用車を駆って、旧市街を囮になって、
3)複数の戦車から逃げ回ったんだ。
「もう武勲賞モノだ。倒れるなよ」
私は彼女に言った。
夕立も言う。
「本当に日向は武人だよねぇ」
「いや……」
他の艦娘なら恥ずかしがるところだが今の彼女は、それどころではない。
肩で息をしながら、それでも時おり耳を傾けて索敵を継続している。
思わず私は言った。
「ちょっと休憩しないか?」
「いえ、ここから脱出を完了するまでは気が休まりません」
この子は本当に真面目を絵に描いたような艦娘だ。まあ、そこが日向らしいところだ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ