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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0048話『ゴーヤの見た夢』
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ん…」

それで少し場はしんみりする。
ここにはゴーヤ以外にも姉妹たちがあちこちに沈んでいるのだ。
だからまだ艦娘として顕現していない彼女達の事を思うと胸が締め付けられる。

「…ろーちゃん。帰ろうか。いつまでもいていい場所じゃないでち」
「うん。でっち」

それでゴーヤ達が帰ろうとするがなにやら海の上で深海棲艦が進行しているのを捉えた。
だから、

「ろーちゃん、気晴らしに一発かますでちか?」
「うん、やろう。でっち!」

それでゴーヤとろーちゃんで敵水上型深海棲艦を気付かれる前に叩いたのであった。
そして帰投後に執務室へと向かい提督にその事を報告する。

「そうか…。本当に突き刺さっていたんだな。正夢だな」
「そうだったみたいでち」
「…ゴーヤは米軍の実験で自分が沈められる記憶も残っているんだろう?」
「…うん」
「辛かったらいつでも言いに来ていいからな。いつでも慰めてあげるよ」
「提督、ありがとうでち」

それで心のもやもやもがやっと晴れたような気がして今日初めての笑顔を浮かべられたと思う一日だったでち。



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