空の王者、笑う者を壊す
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トを纏った人相が悪い男が出てきた、それを見た時ルフィの顔の険しさは更に深くなっていくのを見てあいつがそうなのかとレウスも理解した。そしてベラミーは高々と跳躍しルフィの正面へと立った。
「船長、雑魚は貰うぞ」
「ああ好きにしていいぞ」
「サンキュー船長」
建物の上から飛び降りたレウスは酒場の前へと着地しながら左腕を竜頭にしながらベラミーの部下と思われる連中へと相対した。
「お前たちか……マシラやショウジョウを、クリケットさん達を痛めつけたのは……?」
「ああそうさだから如何した!?俺達は海賊だ、海賊がそれをやって何が悪い!?あんなくだらねえ夢を追い駆ける爺を痛めつけてな!!」
「―――ダチに手ぇ出されて黙ってる奴は、男じゃねえだろ」
「笑わせてくれるぜ、お前あの麦わらの部下みてえだな!じゃあお前も大した事ねえだろうな!!」
「加えてうちの船長の事を侮辱か……」
サングラスを掛けながら下品に笑う男に向かって腕や手の骨を鳴らしながら怒りを燃やす、こいつをどうやって痛めつけてやろうかとレウスの頭の中ではそれで一杯だった。笑い続ける男の横で手配書の束を持っている男がレウスの顔を見て大慌ててで手配書を見るとその中にあった、レウスの手配書が……。
「サ、ササササ、サーキース!!!?」
「何だうるせえな!!」
「そ、そそそいつ空の王者のレウスだぁぁ!!手配書の中にあった、こいつの懸賞金は……懸賞金は……1億5000万だぁぁぁっ!!!!!」
その言葉に瞬時に周囲が静まりかえりサーキースという男も呆然とした、1億5000万べりーというとんでもない懸賞金に。自分に掛けられた3800万と比べ物にならないほどの超高額。1億5000万、なんでそんな超大物があんな奴に従っているのだと頭の中がパニックになってきた。身体を大きく震わせながらもククリ刀を抜き構える。
「ち、ちくしょう!!!ど、どどどどうせそれだって偽造に決まってやがる!!!うおおお!!!」
自棄になって突撃するサーキース、大振りで振るった刀は簡単に避けられその首に竜頭が迫り首を圧し折らない程度に噛み付いた。肌を切り裂き肉に食い込んだ歯の痛みで悶え苦しむサーキースをレウスは侮蔑を込めた視線を向け続けた。こんな屑がクリケットの夢を侮辱したのか。
「人の夢を笑ってんじゃねえよ、糞餓鬼ぃ!!!」
頭上にまで持ち上げたそれを、一気に地面へと叩き付けるかのごとく振り降ろした。地面を大きく陥没させながら血反吐を吐いたサーキースはそのまま意識を失った。それと同時にルフィがベラミーをたった一撃のパンチで沈めた。海賊としての格が、余りにも違いすぎた。
「終わったか船長」
「ああ、終わった」
「そうか」
「おっさんの金塊、返せよ」
ルフィの
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