『冷し』で暑さを乗り越えろ!・1
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さじ1
・一味唐辛子:お好みで
・おろし生姜:お好みで
・おろしにんにく:お好みで
・ラー油:お好みで
・ごま油:大さじ1
・ご飯:適量
さて、作っていこう。豚挽き肉はフライパンで一番先に炒めて、粗熱を取っておく。長ネギはみじん切りにして水にさらし、そのまま冷蔵庫へ。辛味を抜くのと限界まで冷やす為だ。
ネギと挽き肉を冷やしている間に、タレを作る。すりごま、醤油、砂糖、酢、生姜、にんにく、ラー油、一味を混ぜ合わせてタレを作るんだが、麻婆豆腐に使いそうな豆板醤や甜麺醤が入っていない。……が、この料理のコンセプトは『極力火を使わずに麻婆豆腐の味を再現する』所にある。その為豆板醤・甜麺醤は使っていない。その代わりに火を通さずに薬味の類いをぶちこむ事で辛味を出しているのだが……当然、加減しないとエラい事になる。レシピにお好みで、と書いたのはその為だ。初めて作る時には味見をしつつ、少しずつ混ぜていくのがベターだろう。
さぁて、メインの豆腐の登場だ。豆腐は1〜2cm角に賽の目切りにしてボウルに入れたら、冷ました挽き肉と水気を切ったネギ、そしてタレと絡めていく。この時、箸で混ぜると豆腐が崩れすぎるため、ヘラ等を使って混ぜるようにな。まぁ、グチャグチャにして飯にぶっかけて食べるってのも美味いっちゃ美味いんだが……如何せん、見た目がな?全体が混ざったら仕上げにごま油をかけて香り付け。
さてと、盛り付けだ。本来なら温かい飯に盛るんだが、今回は冷たい料理とのリクエストだったんで特別仕様だ。ご飯をザルにあけて、流水で洗う。こうして米の粘りを取る事でかっこみやすく、暑い時には食べやすい冷や飯が出来上がる。注文通り冷たくもなるしな。洗った飯を丼に盛ったら、さっき和えておいた冷やし麻婆豆腐をぶっかけて完成だ。
「さぁ出来たぞ。『特製冷やし麻婆豆腐丼』だ、多少辛いかも知れんから、飯とよく混ぜてな」
「頂くっす!……辛っ!辛いけど美味いっす!」
「けほっ……ちょっとこれ辛すぎない!?」
「司令、択捉にもう一杯ビール頂けますか?」
そんなに辛かったか?そうでもないと思うんだがなぁ。ちなみにだが、このレシピのいい所は安上がりな所だ。豆腐は安ければ1丁30円くらい、ネギなら1本10円くらいで買えたりもする。それに豚挽き肉が特売なら100円くらいだから、合わせても140円程度。調味料代を考えても、1人前100円以下で出来てしまう……財布にも優しいレシピだぞ。
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