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提督はBarにいる。
『冷し』で暑さを乗り越えろ!・1
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す。剥き身になった枝豆が100g位になるのがベストだ。

 耐熱容器に皮を剥いて根っことてっぺんを切り落とし、十字に切り込みを入れた玉ねぎを入れてラップをして、電子レンジでチンする。大体7〜8分加熱すると火が通って透き通ってくるハズだ。玉ねぎに火が通ったらフォーク等で粗く潰して、コンソメキューブと混ぜ合わせてコンソメを溶かす。

 フードプロセッサーに枝豆と先程潰した玉ねぎを入れて、滑らかなペースト状になるまで機械にかける。途中、何回か運転を止めて全体的にかき混ぜてやるとムラが無くペーストに出来るぞ。

 ペーストが出来たら牛乳か豆乳を3回くらいに分けて入れつつ、入れたらその都度撹拌。味見をして塩、胡椒(分量外)で味を整えたら後は冷蔵庫でキンキンに冷やしてやれば完成だ。味見の時にドロドロし過ぎだと感じたら、牛乳を加える量を増やして適宜調節してくれ。

「あ、美味し」

「冷え冷えで美味いっす〜!」

「ふん、まぁまぁじゃない?」

 リアクションは三者三様、まぁ美味しいみたいだからいいが。このレシピの応用だが、カボチャとか捨ててしまいがちなブロッコリーの茎なんかを柔らかく煮て、同じようにポタージュにしても美味しいぞ。しかもこのレシピの良いところは、冷やしても温めても美味い、という所だ。年中使えるレシピだから、覚えておいて損は無いだろう。




 きゅるるるるぅ〜……という、何とも可愛らしい腹の音が鳴り響く。顔を真っ赤にしてわたわたしているのを見る限り、犯人は国後らしい。

「くっくっく、口は反抗的でも身体は正直だなぁ?国後。空きっ腹に今のスープは堪えたろ」

「ぐ、ぐうううぅぅ〜……」

「諦めるっすよ、クナ。司令、占守達は腹ペコっす。晩ご飯ご馳走になってもいいっしゅか?」

「バカ言え、ウチはBarだぞ?彼氏の家とか実家じゃあるまいし、飲食店では金払って飲食するモンだ」

「だってまだ占守達、着任したばかりだから給料貰ってないっすよ?だから……」

「だから?」

「給料日までは、ツケ払いっす!」

 堂々と言った割には情けねぇ台詞だこと。だが、そういう素直な奴は嫌いじゃない。

「ぷっ、くくく……仕方ねぇなぁ。ただし、食った分はキッチリ請求するからな?」

「勿論っしゅ!……あ、出来たら冷たくて美味しい料理がいいっす」

「あいよ、任せときな」

 元々暑さに慣れてねぇ奴は沢山いたからな、そういう奴等用のメニューはしこたまあるんだ。


《1人前100円以下!?冷やし麻婆豆腐丼》※分量2人前

・豆腐(絹ごし):1丁

・豚挽き肉:100g

・長ネギ:1本

・白すりごま:大さじ4

・醤油:大さじ4

・砂糖:大さじ1

・酢:大
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