第四話 災厄に魅入られし少女の着任
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によって全て吹き飛ばされる。
執務室に充満していた煙が晴れたことによって、凰香達に向かって砲撃してきた艦娘の正体が判明していた。
凰香達の目の前にいたのは、黒と金の特徴的なカチューシャを付けたお団子ヘアの茶髪のロング、白い巫女服のような服に黒いスカート、背中に四つの砲門が付いた横に長い艤装が装着された艦娘が立っていた。服装から見て、榛名と同じ『金剛型高速戦艦』の艦娘と見ていいだろう。
艦娘は凰香が煙を吹き飛ばしたことに驚いていたが、凰香は気にすることなくその艦娘に向かって歩く。そして凰香は海原少将から渡された書類の入っている封筒を艦娘に渡した。
艦娘は訝しげな表情のまま封筒を受け取り、中に入っている書類に目を通し始めた。
「ッ!ソーでしたカ」
書類に目を通した艦娘が若干和らいだ声で納得したようにつぶやく。どうやら勘違いしていたということがわかってくれたようだ。
すると艦娘が凰香達に砲門を向けたまま、口角だけを上げて言ったのだった。
「Hey、テートク。ワタシ、ここ佐世保第十三鎮守府のテートク代理をしている『金剛』デース。よろしくお願いしマース」
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