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その日はいつかやって来る

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で〜。 回復はショウトラちゃんがいいって言ったのに〜〜」
「ポチ、やっぱりルシオラちゃんともしたでちゅね」
「そうか… 最後の戦いも、寝室に引き込んで、朝まで闘ったんだろう? 宿屋の主人か召使いに言われなかったか? 「昨日はお楽しみでしたね」って」

「あっ、それ、あたしの時」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

 人間界のボスキャラだったのだろう。 タマモのセリフで女達のスイッチが入った。

「シャドー」
 シャキーン!

 まずメフィストが魔装した。

「やっぱり、アンタを殺して私も死ぬわっ」
「そんなっ、早まらないで下さいっ メフィストさんっ」
「ポチは悪くないでちゅ、悪いのはルシオラちゃんでちゅ」
「そうだな、こいつさえどうにかすれば、他の女は簡単だ」
「「「「ひっ!」」」」

 ベスパのセリフで辞退者が数人出た。 そうか、こいつらまで、この場所にいられるほど堕落させたんだな、またベッドの中で。

「ふふっ、最後に魔王の座を賭けて決闘を申し込んだ時も、最初とは比べられないぐらい立派でしたよ。 何度も「もう許して」って降参したのに、朝どころか昼になっても許してくれなくて困りました」

「お前…、言う事はそれだけか…?(怒)」
「ええ、おかげでこんなに沢山契約ができました」

 ルシオラが契約書を開いて、宙に浮かばせて我々に見せた。

1、結婚及び、重婚と浮気の禁止。
2、1日10回以上「愛してる」と言う事。
3、毎日夕日の見えるバルコニーで見つめ合って、その日の出来事を語り合い、日が沈む瞬間には必ず抱き合ってキスしている事。
4、食事のスタイルは、乙が甲の膝の上に交差するように座り。 食べ物は自分の手では食べず、お互いの手を使って口に運ぶ事。 尚、飲み物は口移しとする。
 (中略)
255、目が覚めた時はお互いの夢を報告し合って、愛する私がどんな状況で登場したか、どれだけ愛しているか報告する事。
256、寝る前と、朝起きた時と、昼間。 1日3回以上必ず(ぴーー)する事。

 それらを全て実行するには、1日が36時間以上あっても不可能だった。

「ですからもう、皆さんの出る幕なんか無いんですよ〜、オホホのホ〜〜」
「お前… 性格変わったな」
「でちゅ……」

 昔の姉妹にまで呆れられ、白い目で見られるルシオラ。 そこで私は棺の縁に掴まって立とうとした。 フラフラする、足の筋肉が弱っているのか? 違う、直立しても全然身長が足りないっ!

「まあ〜〜、ワルQちゃん、もう「たっち」ができるんでちゅね〜〜」
「なんだと…?」

 そう、今の私の体は、赤ん坊のように小さくなっていた…

「前の体はでちゅね〜、千年以上生きて痛んでたから〜、ママが産み直ちてあげたんでちゅよ
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