外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第4話
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「はい。なお、余談になりますが帝国解放戦線リーダー―――クロウ・アームブラストはオリヴァルト皇子殿下がトールズ士官学院に設立した特科クラス”Z組”の一員でもあったとの事です。」
「ええっ!?そ、それは本当なのですか!?」
「……………はい。」
セシリアの説明を聞いて驚いたクローディア姫に視線を向けられたアルフィン皇女は辛そうな表情で頷いた。
「”蒼の騎士”を現在利用している起動者は内戦を引き起こした反乱軍に所属し、更にはエレボニア全土でテロ活動を行った事に飽き足らず”西ゼムリア通商会議”でもテロを起こすという国際犯罪を行ったテロリスト達のリーダーであり、その者は現在もなお反乱軍の勝利の為に”蒼の騎士”―――”騎神”を軍事利用し続けている。仮に”騎神”が古代遺物であるとしても、その”騎神”を現在悪用している起動者はどう考えても”外法認定”されて当然の存在だと思われるのだが?」
「そ、それは…………」
「もし七耀教会が”騎神”が古代遺物であると主張するのであれば、”星杯騎士団”がまずすべき事は現在も騎神を悪用し続けている起動者を抹殺し、”蒼の騎士”を回収並びに封印する事だが、”星杯騎士団”は今までそれを行わなかったのだから、七耀教会は”騎神”は古代遺物ではないと認めている―――違うか?」
「…………………陛下の仰る通りです。」
「カラント大司教………」
(”星杯騎士団”の件を口にしたのは、今回の件で”封聖省”を煽り、”星杯騎士団”に”帝国解放戦線”のリーダーを抹殺させる為か………!)
シルヴァンの正論に反論できないカラント大司教は頭を項垂れさせ、その様子をユリア准佐が心配そうな表情で見つめている中シルヴァン達メンフィル帝国の真意に気づいたカシウスは厳しい表情でシルヴァン達を見つめていた。
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