外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第3話
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。メンフィル帝国の寛大なお心遣いに心から感謝致します。」
「え、えっと……第二条についても、エレボニア側は反論や条件緩和等はないと判断してよろしいのですね?」
シルヴァンとアルフィン皇女の会話を見守っていたクローディア姫はアルフィン皇女に訊ねた。
「はい。続きをお願いします。」
「……わかりました。それではシルヴァン陛下。次は第三条について―――――」
その後会議は進み、第三条の話へと進んだ。第三条は”賠償金”としてエレボニア帝国の広大な領地をメンフィル帝国に贈与しなければならないというエレボニア帝国が確実に衰退する内容である為アルフィン皇女とダヴィル大使は少しでもエレボニア帝国の衰退を防ぐ為に必死に条件緩和の嘆願の主張をし、更にはアリシア女王を含めた中立勢力も条件緩和の嘆願をし続けていたが遊撃士協会の代表であるエルナンだけは何故か何も語らず、状況を見守り、シェラザードやアネラス、カシウスは何も口出ししないエルナンの様子を不審に思いながらも会議での発言権が無い為会議の様子を見守っていた。
第三条についての会議は休憩を挟む程長引いたがアルフィン皇女達の必死の嘆願やアリシア女王達の嘆願の甲斐もあり、シルヴァンは第三条の条件緩和をする事に同意し、その結果クロイツェン州の貴族連合軍に加担していない貴族達が治めている領地とメンフィル帝国が指定するサザ―ランドの領地の贈与は撤回され、また第四条の内容も『貴族連合軍に加担していた”四大名門”を除いたエレボニア貴族のメンフィル帝国への帰属の不許可を条件付きの許可(条件、爵位を一段階下げる。)に変更。』という条件へと緩和され、会議は第五条の話へと移った―――――
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