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し上げる」決心は出来ていました」
シルクの目付きから、大体どんな話かは想像はつく。 「ミカミ」なんて女は一度も出ないか、バカでマヌケな役回りで、「愛の力」で何度も地球を救ったのは、前世の自分と「叔父様」だったんだろう。
「でもっ、私もパピリオちゃんみたいに、小学生の頃から(ピーーー)して欲しかったんですっ、それに(ピーーー)も(ぴぴ〜〜)もっ! だって、叔父様は私の「足長おじさん」で「紫のバラの人」で「ポニーの丘で出会った王子様」で、「プリンスオフダークネス」で「タキシード仮面様」で………………(以下5分略)だから叔父様は、私の「運命の人」なんですっ!」
星の瞳に大粒の涙を浮かべ、涙声で訴えるシルク。 それは最初から狙われていたと言うか、普通の女なら、確実に恋に落ちなければならない状況に追い込まれていた…
「ほう、私以外の女は、もう興味が無いと言ったのでは無かったか?」
「シルクは神無の子孫だ、だから月神族の血が入ってる」
「そ、そうなのか?」
急に目付きが変って、自分の骨格や顔付きと比べ始める神無。
「でも、体は朧だったから、血が繋がってるのは朧の方か?」
「こっ、この子があたしの?」
朧も同じように、可愛い子孫を見て、手を取って感激していた。 玄孫やその後なら、他人も同然だろうに。 しかし、シルクが「変な奴」なのは、月神族の遺伝に違いない。
「え? じゃあ、お姉様達って、私の「お婆様」だったんですね」
ギンッ!
再び神無と朧の表情が変り、真っ黒な顔の中で、目だけ赤く光っていた。
「そんな事を言うのはこの口か?(怒)」
「どこまで伸びるか試してみましょうか?(怒)」
「ひゃ、ひゃめへふははい(訳:やめて下さい)」
左右から頬を引っ張られ、どこまで伸びるかテストされているシルク。
「コード7解除、これ以上騒いだら「おあずけ」だ、先生の話を聞け」
「「えっ?」」
そう聞くと、茹でたように真っ赤になった月神族が席に戻った。 ご丁寧に何も喋らないように両手で口を塞いでいる。 鼻息が荒いのはご愛嬌か?
「ベスパとパピリオも「逢いたい人」がいるんなら、大人しくする事だ」
「「わ、分かった(でちゅ)」」
まさかこいつが協力してくれるとはな。 ちょっとウルウルして来たぞ、そうだ、まだ我々にはタマモと言う人質がいるのだ。
「それでは、我々に与えられた任務を説明する。 この地図の色が付いた場所、これが以前アシュタロスが支配していた地域だ。 現在この中はあらゆる勢力が群雄割拠し、未だ紛争が収まらない。 緑で塗られているのが中央とも交渉のある中立地帯。 黄色が情報の入手までは可能な地域。 赤は完全に独立し魔神クラスの者達が支配している地域だ」
「へ
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