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その日はいつかやって来る
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 ベスパが寝ている部屋に行く私達、月神族やシルクは機能停止させられたので、とても嫌な予感がする。

「ベスパ、起きろよ」

 椅子に座って優しく頬を撫でているこいつ、やはりソッチが目的のような気がする、私の目の前で始めるつもりでは無いだろうな?

「う、ポチ… あたし、負けたんだね…… じゃあ、アシュ様は?」

 パピリオや、自分が乗って来た逆天号の心配より、まずアシュタロスの復活に失敗したと知って、泣き出すベスパ。

「そうだな、残念賞として2分の1の確立で、ルシオラが産まれるかも知れない罰ゲームでどうだ?」

「えっ?」

 飛び起きて言葉の意味を確かめようとするベスパだが、何故そんなに嬉しそうにしている? こいつに抱かれて、ルシオラを産まされてもいいのか? 半分の確立でアシュタロスが自分の物になるなら、体を汚されても平気なのか?

「それっ! それでいいっ! 昔、ミカミの事件の後、犯人探してたお前にヤられちゃったけど、あれから誰にもさせてないからな(ポッ) あの時が初めてで、「男は」お前だけだからな…」

「何だとっ! いつの間にっ、それにお前っ、コード7に掛からなかったのかっ?」

 ベスパは既にこいつに抱かれていたのだ。 それも900年以上前にっ!(怒)

「何であんたが怒るんだよ、ワルキューレ? あの時は、あたしは事件に関わって無いって言ったのに、こいつがどうしても信用しなかったし、もうどうなってもいいって感じだったから」

 顔を赤らめて、当時の状況を話すベスパ。 昔の事なのに、とても腹が立つ。

「それに、ポチがあんまり泣くから何だか可哀想になってな、あたしがコード7で死んでアシュ様の所に行って、ポチも死なせてやろうと思ったけど、終わっても何ともなかった」

「何故だっ!」

 思わずベスパの胸倉を掴んでしまった私。 もしかすると、こいつも私も、当時から支配されていたのかも知れない。

「やめろよ、ワルキューレ」

「ああ…」

「あの頃は、ポチが半分ルシオラになってたから大丈夫なんだと思ってたけど、お前がアシュ様の半身だったなんて… あの時言ってくれれば、すぐにルシオラでも、メフィストでも産んでやったのに、どうして言わなかったんだ?」

「昔は本当に人間だったんだよ、体の構造が変わったのは何日か前だ」

「へえ… じゃあ、久しぶりに「しよう」か(ポッ)、シャワーあるかい? 凄い埃だったし、ちょっと汗臭いだろ?」

「服を脱ぐなっ! 私がいるんだぞ」

「それぐらい気をきかせなよ。 あっ、そう言やあパピリオと逆天号はどうなった?」

 その程度か? お前の妹と逆天号は、その程度の扱いなのか?

「パピリオはちょっと可愛がってやったから、倒れて隣
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