暁 〜小説投稿サイト〜
その日はいつかやって来る
09
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だろう。

「こんな時は、「ありがとうございました」だったな」

「ああ、鉄砲玉みたいに行ったきりじゃなくて、用事が終わったらさっさと帰って来るんだよっ」

「分かったよ…」

 ヨコシマを殴った場所と同じ所を押さえて、グレートマザーが帰って行く。 これも記録通り、自分も同じダメージを喰らったらしい。


「なあ、ワルキューレ、魔界にもあんな強い奴いるのか?」

「ああ、いるぞ、力だけの化け物から、12枚の羽根を持った堕天使までな」

「だとさ、後四本、どこで使うか楽しみだな、雪之丞」

 その場に倒れたまま、脇腹を撫でているこいつ… 私もここまで思われてみたい物だ。

「さあ、これからが大変だ。 始めるぞ逆転号、スケジュールに狂いは無いか?」

『問題ありません、反物質弾の発射まで830秒』

 もう何も言うまい、後はカオスの計算の精度と、こいつが造らせた施設にミスが無い事を祈ろう… もちろん、我々の最高指導者に対して。

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