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その日はいつかやって来る
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『魔体から反撃開始。 マジックミサイルの射出を確認!』

「シルクッ!!」

 魔体から無数のマジックミサイルが発射された。 人間はあれ程の攻撃には耐えられまい… さっき言っていたな、「シルク(おキヌ)を巻き込むなら本気で戦争する」と… これが終末の始まりなのか?

「軌道リング! シルクだけを守れっ!」

『イエッサー』

 魔法力の全てを使って、シルクと言う娘だけを守っている軌道リング。 これもこいつの支配下か? 当面の危機は去ったが、地球はどうなってもいいのか?

「魔体に向けて砲撃! チャージ完了次第、断末魔砲発射っ! 攻撃をこっちに引き付けろっ!」

『魔体への攻撃は禁止事項です』

「お前が壊されたくなかったら撃てっ!!」

『了解、左舷砲塔制圧射撃開始』

 随分な慌てようだな、さっきまでの薄ら笑いはどこに行った? まるで自分の命より大切そうじゃないか… それにしても、この胸の苦しさは何だ? まさか私がその小娘に嫉妬しているとでも言うのか?

「稼動するドロイドを射出っ! 断末魔砲でこじ開けた所から突入させろっ!」

『了解、「隊長0号」「グレートマザー」「チープファーザー」「唐巣神父」「魔鈴とホウキ」「冥子及び式神」「愛子と机」「小鳩親子」射出位置へ。 警告! 断末魔砲発射!!』

 ギャアアアアアアアアッ!!

 相変わらず嫌な音だ、特に自分が砲撃を受けた覚えのある発射音は聞きたくない物だ。

『続いて警告! ドロイド全機射出! 衝撃に備えて下さい!』

 フォンフォンフォンフォンフォン!!

「うおっ!」

 砲撃よりこっちの方が反動が大きい、一体どんなスピードで撃ち出したんだ?

『…断末魔砲、魔体に直撃しました。 魔体からの反撃が来ます! アンチミサイル展開! 被弾します!』

 あれだけの規模の軌道リングなら守れた。 しかし船一隻であれを止められるのか?

 ドムッドムッドムッドムッ!

『続いて主砲の吸引を受けます! 回避不能!!』

「ぐわあああっ!」

 霊力が、吸い取られる… 体が… 縮んで行く…… こいつは何とも無いのか?

「大丈夫かワルキューレ? 力を分けてやろう、今お前に死なれたら困るからな」

 小さくなった私の頭を撫でて、力を与えてくれるヨコシマ。 苦しいのになぜ私はこんなにも喜んでいる? 胸や体の芯がキュッとなって、顔が火照って来る。

『吸引停止、左主翼損壊、異界潜行装置損傷、しかし船体の損傷は軽微』

「よくやった、あっちの状況は?」

『ドロイド戦闘中、既に主砲の破壊に成功した模様です』


「小鳩ミサイル!」

「机クラーッシュ!」

「親父キャノン!」

『ドロイド
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