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その日はいつかやって来る
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よう言われた》

《そうか、引き続き報告しろ》

《さっきの月神族は儀式のため、ルシオラ、ベスパの役として体を与えられている。 戦闘力は不明だが、この船には私を含め現在4人。 アンドロイドは全機出撃中、魔体との戦闘で左主翼を損傷、異界潜行装置も破損したらしい》

《了解、こちらももうすぐ「贈り物」が届く、修復にはどの程度かかる?》

 神族との調整が上手く行ったのか。 こいつを止めるために待機していた奴らが来る、ベスパと、もう一隻の逆天号が……

《現状では不明だ。 だが奴自身は戦いたがっている。 自分の計画や人類の救済が失敗する事を願っている。 上からの指令は知らないが、破滅を望むなら戦ってやれ… それと、さっきのヒムロ・シルクを言う小娘を殺したら、奴はその陣営を破滅させるだろう。 …奴らに気付かれる、通信終了》

 別に気付かれても構わないのに私は通信を切った。 これ以上喋ると全てがあいつを弁護する言葉になったからだろうか? いや、単にあいつと「隊長」の話を聞きたかったのかも知れない。


『地球からの通信回復、隊長からの呼び出しです』

「繋いでくれ」

「横島君、この時代にいないはずのゴーストスイーパーが、貴方の所から出て来るとは思わなかったわ」

「ええ、まさか俺も、こんな下らない結末で、自分が「失敗」するとは思いませんでしたよ。 でも言いませんでしたか? シルクを巻き込むなら本気で戦うって」

「私は神社から絶対に出ないように言ったわ。 でもあの子がそんな言い付けを守ると思う? 「弟や妹」のためなら何をするか、貴方が一番良く知ってるはずよ」

「そうですね、先に「球根」でも使って、安全な所に閉じ込めておけば良かった」

 なぜ何も言わない。 この隊長のせいで、シルクと言う娘のせいで、数億の魂が救済されずに終わったんだぞ。

「でも貴方らしくてとても良いわね。 まだ人間の心が残っていると分かっただけでも収穫があったわ」

「この感情は、たった一人に対する物です。 残りのクズは容赦しませんから」

「そう… でも貴方って、いつも女の子で失敗するみたいね」

「ええ、この欠点だけは直りそうにありません。 さあ、次は第2ラウンドですよ、どうします?」

「南極で戦うなら、ドロイドが何千機もあるこちらの方が有利よ。 どこでやるのかしら?」

「到達不能極ですか、懐かしいですね。 そこが今回の極移動の予定場所ですから、色んな縁があるんでしょうね」

 隊長の横に現れた別のウィンドウで誰かが話している、小竜姫とヒャクメだ。 こちらと同時に会話しているのか? さすがアンドロイド、器用な事だ。

「神族から連絡があったわ、地球上から地縛霊と浮遊霊が全ていなくなったそうね。 地球が
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