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その日はいつかやって来る
06
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んでしょう、言いなさい」

「はっ、ヒムロ・タダオは、今でもオカルトGメンの一員でありますっ」

 ふざけて隊長に向かって敬礼するヨコシマ、今でもヒムロと名乗っているのか。 なぜ人間を救ったと言わない、私もなぜ弁護する事ができないのだ。

「ふざけないで」

「そうですね、昔は本当に、誰も死なない世界を作ろうって思ってましたよ。 でも無理だったんです、元々人間の霊体なんて、何百年も生きられるように作られてませんから」

「そう… でもこれで「謎の猟奇殺人」も、全部解決するんでしょ? 子供の被害者が多かったものね、見ていられなかったんでしょ」

「さあ? でもノルマ達成には程遠いですね、この次って何でしたか?」

「魔体かしら…」

『左舷1200キロに異界振動、魔体が出現しました』

「やっぱり有りましたね。 今度もバカでも、「地球が丸いから」なんてオチはありませんよ。 衛星軌道からなら直接照準で狙えます」

「そのために貴方が作った軌道リングでしょ、結界始動!」

「何だっ、あれは?」

 地球の全周に魔方陣が作られて行く、人間め、いつの間にこれだけの規模の防御陣を… いや、こいつがこれを用意していたのか。

「ふふっ、あの時も結界なんか通じなかったでしょ。 今度も来て貰いますか? あの人達に」

「やめなさいっ」

「じゃあ、今のGS達でがんばって壊して下さい」

「今は霊力を持ってる人間なんて、誰もいないわ」

「そうですね、人が多すぎて、「魂の無い子供が産まれ、スズメのさえずりも聞こえなくなり」でしたか?」

「だから貴方が終わらそうと言うの?」

「さあどうですか? 通信終了」

『了解』

「待ちなさいっ!」

 この状況でも月神族達は呑気に寝ている、こいつの言う儀式なら、ベスパとルシオラが相討ちになった時間帯だからいいのか? そう言えば昨日、あいつらの部屋が騒がしかったような気がする。

(ふふっ、神無ってヨコシマに開発されすぎて、すぐ*クんだから、勝負は私の勝ちよ)

『魔体の主砲が展開されました、吸引が始まります』

「吸引? 発射じゃないのか?」

『はい、収穫された魂を吸引し、破損していた部分が修復されます。 マスターがエネルギー結晶を破壊した際に浴びた霊破片も、既に回収済みです』

 やはり、こいつがやろうとしていたのは、人類滅亡でもアーマゲドンでもない。 魂の救済と、この世界の保全だ。 そこまでアシュタロスの逆なのか…

「へえ、面白くない事やってるな、お前が作ったのか?」

『はい、八百年前、私が人工幽霊壱号と呼ばれていた頃にボディーを与えられ、マスターに魔体の建造を命じられました。 今はここで土偶羅型人口知能の役を
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