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その日はいつかやって来る
05
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行動しませんよ、命令だって聞くかどうか」

「構わないわ、百合子さんは私まで支配された時の切り札よ。 この世から貴方のアンドロイドを一掃してくれる」

「ええ、でも俺だって、家庭用にまで手は回せませんよ、今のは本当のオモチャですから。 それにこの事件って案外あっさり解決したでしょ、もうすぐ終わりますよ」

「それまでに一体、何人死ぬのかしら?」

「ですから、そいつらはもう人間じゃありません、呪いが掛かった生き人形ですよ」

 奴がまた笑っている、魔族らしい微笑だ。 だが私はその表情を見て震えていた……

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