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その日はいつかやって来る
05
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が加速して飛んで行く。

 パンパンパンッ! ザシュッ!

「ぐあっ!」

 私の偽者が小竜姫に斬り倒された。 甘いな、何故止めを刺さない?

「さあっ、逃げますよ横島さんっ! 動かせるボートはありますか?」

「これですっ!」

「運転は私がします! 『聞こえますか? 横島さんを確保しましたっ! 今から出ますので保護して下さいっ!』 行きますよっ、しっかり捕まっていて下さいっ!」

 ヒュウウウウウン ズドンッ!

 ボートのGキャンセル以上の加速で奴らが出て行った。 中々いい手際だが、私はあれほど簡単に倒されはしないぞ。 加速されても何とかする自信は有る。

《何が起こった!?》 

《やられた… 小竜姫にヨコシマを奪取された》

《何だとっ?》


「逆天号、ドックからパーキングまでを廃棄して爆破する。 その隙に遮蔽して逃げるぞ」

『了解』

「ついでに小竜姫の入室キーを解除してくれ」

『解除しました、緊急退避して来た場合の処置は?』

「入れるな」

『了解』

「おい、私はあのまま名誉の戦死なのか?」

「1日経てば、また英雄になるかも知れないし、俺と一緒に宇宙の藻屑かもな」

「そうか…」

 ここで何故怒りが沸いて来ないのだ? 私の名誉は傷付けられ、戻った所で査問を受けるだろう。 ずっと操られていたと弁明するつもりか。

「ブリッジへ移動、隊長のフリーズ解除」

『了解』

 転移させられると、この船の艦橋に入ったが、そこだけは、とても近代船とは思えない内装で仕上がっていた。 以前の逆天号を再現したのだろう。

「随分用意がいいのね、世界中で死神が出現したわ。 貴方、召還術は苦手じゃなかった?」

「さあ、食わず嫌いなだけで、別の俺なら出来るのかも知れません。 それにそいつらって、黒いローブを着て、鎌を持っただけのガラクタじゃないですか?」

「警官や軍隊が適わない相手を、ガラクタなんて呼ばないで」

「隊長なら神通棍で一撃じゃないですか、切り口を見せて下さい。 やっぱり骨組みだけのオモチャだ、自然分解のオマケ付きですから弱いですよ」

「私は予備も入れて、地球上に35機しかいないのよ。 AクラスのGSドロイドも3000機程度、全然足りないわ」

「じゃあ、こちらのは必要なくなったので差し上げます、装備は隊長と同じですから、霊体でも効くと思いますよ」

「逆天号、降下艇発進! ドロイドの人格プログラムは百合子さんで起動!」

『了解』

 こいつにも命令権限があるのか? もしかすると私にもあるのかもな…

「そうですね、おふくろは戦闘能力値は低めですけど、絶対拒否権がありますから。 でも隊長みたいに整然と
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