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その日はいつかやって来る
05
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続けているサイバー共、私は貴様らを迎えに暗黒の死の世界からやって来たっ! 出でよっ、我が眷属どもっ!」

「あれっ? 俺いつの間にこんなの用意してたんだ? ははっ、ケッサクだっ、ははははっ、こいつ西条じゃないかっ! はははははははははっ!!」

《妙な放送が始まった、まず人間の部隊が突入する、逃げろ》

《了解》

 駄目だ、私は何故か逃げられないのを知っている。 きっとこの場で全てを見届けるのが私の役目なのだろう。

「さあ、最初の一手は何にします?」

「そこに展開している部隊が突入するわ」

「無理ですね、無条件で入れるのは、もうワルキューレと小竜姫だけです。 条件付きで入れるのは、ヒャクメ、パピリオ、ベスパぐらいですか? 他は入ろうとしても霊体データで弾かれます」

《聞こえたか? 突入は無駄だ》

《すでに決行された、お前の命も保証できない、遮蔽物に身を隠しておけ》

「シルクちゃんは入れないの?」

「あの子を巻き込むつもりなら、本気で戦争しますよ」

「分かったわ、あの子の事になると怖いのね」

「ええ」

 シルク? 誰だ… 絹? さっきの幽霊娘が転生しているのか? そこで私は通信鬼を取り上げられた。

「邪魔が入りそうだ、ダミーを2体ほど出してくれ」

『了解』

「ダミー、小竜姫をパーキングまで「持って来い」」

『イエッサー』

 小竜姫は物扱いか、このままでも神族に寝返るとは思えんが、我々の味方でもない。

《神族が移動している、警戒しろ》

《了解》

 何故報告しないのだ、私は… 

「何をするつもりだ」

「敵を欺くには?」

「味方から…」

「そうだ、1体、ワルキューレになれ、1体、俺になれ」

『イエッサー』

 向こうから私とこいつの偽者が、小竜姫を持って飛んで来た。 目の前に置かれた小竜姫の髪の毛を掴んで顔を上げさせると、閉じられていた目が開いた。

「聞こえますか小竜姫様? 貴方が来た時にはもう、俺はワルキューレと契約してたんです。 でも俺は最後にパピリオに会いたくなった。 そこで抵抗してたら、もみあってる内にワルキューレの銃が暴発して神無が死んでしまいました。 貴方も消耗してたので倒されて、俺は連れて行かれる途中です。 さあどうします?」

「…追いかけます」

 小竜姫も操っているのか? 本当に何者なんだ… 

「お前達はパーキングで待て、やられたら無線鬼で報告しろ」

「「イエッサー」」

「さあ小竜姫様、貴方は通路を走って来て俺達を見付けた。 俺が呼んでますよ「助けて下さい」って、どうしますか?」

「…超加速っ!」

 こいつに命令されたように、虚ろな目をした小竜姫
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