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し、最後の魔体もあるはずですから、止めるのは難しいでしょうね」
《聞こえているか? こいつは本気だ。 神族と連絡は取れたか?》
《あちらも混乱している。 お前が失敗すれば、まず人間の部隊から突入する、「迅速に」行動しろ》
《不用意な発言はするな、全部奴に聞かれている》
そこで私は奴の後頭部に銃を突き付けたはずだった…
《撃てない… 失敗した、私はすでに奴に支配されているらしい》
《状況が不明だ、詳細を報告せよ》
《銃を抜いたが銃口は私に向いている、このまま撃てば自滅するだけだ、別の方法を考える》
《……了解》
無様だ… だが私を支配するとは、こいつは一体何者なんだ? もう人間じゃないのは確かだ。
「止める方法は無いの?」
「そうですね… 俺はそういう呪に縛られてるみたいですから、昔あった事を再現して、順番にほどいて行けば何とかなるかも知れませんよ」
「それも別の貴方が教えてくれたの」
「ええ、こいつは楽しんでるんですよ、みんなが慌てふためいてる所を見て笑ってます」
「そう、でも解呪しようにも、地理的な条件も、周りの人材も昔と全く違うわね」
「でも順番は逆になるみたいですから、これから出る魔体を今のGS達で壊して下さい。 壊せればですけど」
「弱点は同じなの?」
「知りません、俺は作った覚えはありませんから。 その次は地上に復活した魔物を何とかして下さい」
「コスモプロセッサーは?」
「それも知りません。 それと俺からドロイドの操作を奪うなら今のうちですよ。 降下させて200年以上生きてる奴を捕まえて行けば、対策済みと見なされて、サイボーグの暴走は無くなるかも知れません」
「貴方にコントロールを奪われない保証は」
「これ以上俺が正解を言うと、被害が広がります、これはそう言う儀式ですから」
「そう… 全部私か百合子さんの人格プログラムにしてしまえば、貴方の指令をキャンセルできるのかしら?」
「そうでしょうね、俺としては金持ちから死ぬ、この事故の方が好きだったんですけど…… 残念です、俺が気付いたんでドロイドは渡せなくなりました。 もう死んでるはずの奴ら、狩って行きますけどいいですよね? これで3億人カウントできれば、多分何とかなりますよ」
「やめなさいっ! そんな事をすれば、アンドロイドの評価は永遠に回復しないわっ!」
「普通の人間なんてもう地球にいないでしょ、それにアンドロイドがやるんじゃありませんよ、きっと…」
パーパッパ、パパーッ!
ファンファーレが鳴って、別のウィンドウが開いた。
「愚かなる人類にども告げるっ! 私は死神サイ・ジョーであるっ! いつまでも死を拒み、生き
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