香味塩でツウな飲み方を・その2
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塩を美味しくするテクニック』だと思ってくれ。タッパーなんかに入れて密封して冷蔵庫に入れておけば、2ヶ月位は味が保つから纏めて作り置きしておくのもいいかもな。天ぷらは勿論、焼き魚の下味とか鶏肉を焼いてそこに振るとか、豚カツにちょいと付けて食べるとか……使い道は色々だ。そして、そこに色々な風味や香りを付ける為に一手間加えたのが香味塩だ。お次はその香味塩の作り方と、俺が個人的にオススメする天ぷらを書き出していこうと思う。
《香味塩の定番!抹茶塩》
・塩……10
・味の素……1
・抹茶……1
割と定番だよな、抹茶塩。作り方としては塩と味の素を混ぜてすり鉢やフードプロセッサーを使って細かく砕く。そこに抹茶を加えて合わせれば完成だ。比率としては塩10に対して味の素と抹茶が1。オススメとしては抹茶の香りを楽しみながら食うのが抹茶塩の醍醐味だからな、香りの弱い野菜天……ナスやカボチャ、舞茸やしめじ等の茸やタラの芽なんかの山菜類、後は春菊なんかもいいな。
「ってなワケでナスとしめじ、春菊の天ぷらに、抹茶塩だ」
「う〜ん!やっぱり天ぷらは揚げ立てが最高よね、香取姉!」
「そうね、サクサクの衣にお抹茶の香りがして……美味しいですね」
春菊の天ぷらに抹茶塩をちょいとつけてかじり、2〜3度咀嚼してから生酒をキューっと煽る。ゴクリと飲み込んだらほうっ、と満足げに息を吐き出す。その頬は酒が効いてきたのか赤く上気して何とも言えない色気を漂わせている。
「美味いか?あんまり飲み過ぎるなよ、まだまだ天ぷらは出てくるからな」
さて、お次は少し酸味の効いた香味塩をご紹介。
《梅の香る!梅肉塩》
・塩……10
・味の素……1
・梅肉……1
抹茶塩よりはちと手間がかかるが、これまた天ぷらに合うんだよ梅肉塩って奴が。塩10に対して味の素と梅肉を1ずつ鍋に入れ、弱火で焦がさないように水分を十分に飛ばす。水気が飛んだらすり鉢やフードプロセッサーで細かく砕いたら出来上がり。梅肉の酸味が効いてるからな、魚介……特に鱚や穴子、蓮根や長芋のように梅の酸味が活きてくる天ぷらに合うだろう。
「そら、お次は穴子と蓮根の天ぷらに梅肉塩だ」
「穴子って天つゆが一番美味しいと思ってましたけど……」
「梅の酸味でサッパリして、これはこれでアリですね!」
この梅肉塩、茹でた鶏肉だとか白身魚の刺し身にちょいと付けたりしても美味いぞ。
《ピリリと引き締まる!山椒塩》
・塩……12
・味の素……1
・粉山椒……1
梅の酸味の次は、ピリリと辛い山椒の刺激を加えた山椒塩だ。気を付けないといけないのは、配合の比率。塩12に対して味の素と粉山椒が1ずつ。他の香味塩の
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