ガンダムW
1706話
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ズにのみ忠誠を誓うとか何とか言ってたよな?
もしかして、アレックスはトレーズ派にいたりする可能性もあるのか?
もっとも、原作でそう言ったのは単純にゼクスに対する対抗心や反発心からっぽかった。
だとすれば、財団派にいてもおかしくはないか。
……それに、ゼクスがトレーズ派に協力しているという可能性は十分にあるし。
ともあれ、今俺がやるべき事は1つだけ。
「すぐにそっちに向かう。その有人機部隊の中にこの水中用MS部隊の指揮官がいると思うから、ここで逃さずに仕留めるぞ。……デュオと五飛も、MD部隊を片付けたら綾子に合流してくれ」
『ああ』
『了解』
そんな2人の返事を聞きながら、俺は近くにいたMDの最後の1機をビームサーベルで左右に両断し、片付ける。
よし、後は向こうだな。
そのままウイングバインダーを使いながら、真っ直ぐに綾子の方へ……トールギスのいる方へと向かって進む。
ちっ、戦っている間に大分離れたみたいだな。
いや、寧ろ水中用MS部隊の方は最初からこれを狙っていたのか?
俺達が援軍として到着するよりも前に、人数を集めてトールギスを集中攻撃して撃破する為に。
まぁ、トールギスに対する作戦としては、決して悪いものじゃない。
いや寧ろ最善に近いだろう。
……本当の最善は、どうにかして戦わなくても済むようにする事なのだろうが。
っと、見えてきたな。
トールギスを戦場から離そうとはしてたんだろうが、それでもこの短時間で本当の意味でトールギスだけを孤立させるような真似は出来なかったのだろう。
それは、向こうにとっても誤算だったのか、それとも本当ならこの短時間でトールギスを撃破出来るつもりだったのか……その理由の有無は分からずとも、結果としてその狙いが外れたのは間違いない。
キャンサーやパイシーズ、その数合計30機が、何とかトールギスを倒そうとして……うん? 確か俺達が最初に海中に潜った時、そこにいたのは全部で50機程だった。
で、俺、デュオ、五飛がそれぞれ倒して数を減らしていったのだから、ここにこれだけの数がいるのはおかしい。
だとすれば、俺達の存在を知り、慌てて援軍を派遣したといったところか。
まぁ、俺が言うのもなんだが、シャドウミラーがやって来たのだ。向こうにとっても、今あるだけの戦力ではどうしようもないと判断したのだろう。
だとすれば……当然これだけのMDやMSを運用する為には、拠点が必要となる。
そしてこのような状況で拠点とするには……普通の船ではなく、潜水艦の可能性が高い。
もし普通の船……いわゆる海上艦だったら、トーラスと戦っているカトルやトロワがそれを見逃す筈もないだろうし。
なら……これは絶好の好機でもあるな。
「綾子、聞こえているな?
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