プロローグ:いつもの朝?
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気がつくと外はまた雪が降り出しており、事務処理が一段落する頃にはかなり積もっていた。
周りでは除雪車が動き出し、地響きとともにやかましい除雪の音がしている。
その時、ふと外の音が消え、静寂にあたりが包まれた。
何が起きたのかと窓の外に目を向けたとたん、辺り一面が白色光に包まれ、轟音とともに私は意識を失った。
除雪中の作業員の証言。
「いきなりだったんですよ。本当に。なんかすごい音がしたと思ったら辺り一面真っ白に光って、車がひっくり返るんじゃないかと思う位ものすごい揺れがあったんです。
もうハンドルにしがみついているのが精一杯でした。
しばらくしてやっと静かになったんで表を見たんですよ。そしたら、今まであった目の前の事務所が無くなっていたんです。こんな時間から電気が付いていて、誰か仕事をしているんだなと思ったんです。それが無くなっていて、代わりに大きな穴が開いてるし、夢でも見ているのかと思いました。」
朝日が昇り、明るくなっていつもの時間に出社してきた事務所の社員達は、半径10mくらいのクレーターを見てあ然としていた。
そして、駐車場にはいつも一番にきている課長の車だけが残っていた………。
私が目覚めると外は日が昇って明るくなっていて、窓から見える景色は濃い緑の深い森のようだった。
部屋の電気は消えてエアコンも止まっていたが、暑いくらいでさっきまで降っていた雪などどこにも見えなかった。
「…………ここは何処だ?」
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